飛込で荒井が10位で決勝に進出 ASはチームテクニカルルーティンで4位入賞 <FINA世界選手権2019 in 光州>
[AS]5日目
ライバルのウクライナに約1ポイントの差をつけられて迎えた、チームのテクニカルルーティン決勝。逆転でのメダル獲得に向けて、日本チームは細かい調整を繰り返してきた。
テーマである“煌めく羽ばたき”の通り、華やかさとスピード感を前面に押し出して、エースの乾友紀子中心とした演技を披露。
3分間の演技を終え、獲得したスコアは予選よりを0.2874ポイント上回る、92.7207。しかし、ライバルのウクライナも予選からポイントを上げて93.4514ポイントを獲得。日本は惜しくもメダルを逃す、4位入賞となった。
「今、自分たちが持っているものはすべて出し切れたと思います。この悔しい経験が、またみんなを強くすると思います。フリールーティンは、ジャパニーズスタイルの演技。ほかの国にはない味をアピールしていきたいと思います」(乾)
[飛込]5日目
昨日までにシンクロナイズド競技が終了し、この日から個人種目がスタート。
その皮切りとなったのは、女子10m高飛込。2度目の世界選手権出場となる荒井祭里と、初出場の金戸凜のふたりが出場した。
金戸は予選から好調な演技を見せる。5本中4本で70ポイントオーバーの演技で、トータル333.95を獲得しての5位で準決勝に進出。出だしの405Bでオーバーになって入水が乱れてしまった荒井は、最後まで波に乗りきれないものの、304.75ポイントの11位で準決勝に進む。
決勝進出を懸けた準決勝。荒井は予選でミスがあった405Bを見事に決めて勢いに乗る。3本目にミスがあったが、きっちりと次の305Cで立て直し、最後の5253Bでは70ポイントオーバーの演技を見せて、トータル312.45ポイントを獲得。10位で決勝進出を決めた。
一方金戸は、1本目の107Bで75.00の高得点を叩き出すも、ケガを抱えていた右肩を再度負傷してしまう。それでも「本人が続けたいというので、ケアをして支えながら続けさせました」(金戸恵太コーチ)と、今の自分にできる最大限のパフォーマンスを披露。トータル285.05の17位となった。
「予選のときはすごく緊張していましたが、準決勝は良い感じで集中して飛ぶことができました。最後は練習と同じ事をやればできるから、と(馬淵崇英)コーチに言われたので、もうやることだけを考えて飛びました。決勝では、思い切った演技をして入賞を目指します」(荒井)
「アクシデントはありましたが、ちゃんと最後まで飛ぶことができたので自分にとっては良い経験になったと思います。自分の試合は終わってしまいましたけど、これからほかのトップ選手たちの演技を見て勉強したいと思います」(金戸)
[水球]4日目
黒星スタートとなった女子水球は、イタリアとの2戦目を迎えた。
先制点を奪ったイタリアが勢いに乗って2点目を奪うも、日本はキャプテンの鈴木琴莉が1点を返し、さらに稲場朱里が1点を加えてすぐさま同点にする。だが第1ピリオド終了間際、ファウルからの隙を突かれて1点を奪われ、2対3のイタリアにリードされる。
第2ピリオドに入るとイタリアが2連続得点で日本を引き離しにかかるも、日本も有馬優美の2ゴールで食らいつく。
イタリアに2点リードされて迎えた後半第3ピリオド。稲場のペナルティショットで1点差に詰め寄るが、すぐにイタリアも追加点を奪い、なかなか追いつけない。そのまま第4ピリオドに入っても日本が点を奪ってもすぐに返されてしまう展開で、2点差をつけられたまま試合終了。7対9でイタリアに敗れ、今大会2敗目となった。
[OWS]3日目
男子10kmに臨むのは、豊田壮と野中大暉のふたり。参加人数も多く、序盤から縦長の集団を形成しつつ、先頭集団では頻繁に順位が入れ替わる。豊田は中盤まで先頭集団に加わって前を伺うも、なかなか前に出させてもらえない。
中盤以降は苦しい中で豊田も何とか出ようと試みるも、徐々に上がるスピードについて行くことができずじりじりと後退。トップから2分26秒1差となる、1時間50分22秒0の39位でフィニッシュした。
野中はスタートから形成された集団から抜け出すことができず、トップから3分39秒4遅れの1時間51分35秒3の45位という結果となった。
※写真1:準決勝10位で、自身初の決勝進出を決めた荒井
※写真2:ASは決勝での逆転ならず4位入賞
※写真3:OWSでは力の差を見せつけられてしまった(写真は豊田)
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