ASで乾がソロフリールーティンでふたつ目の銅メダル獲得 飛込は荒井が9位、男子水球はイタリアに惜敗 <FINA世界選手権2019 in 光州>
[AS]6日目
テクニカルルーティンで、ソロメダリストの仲間入りを果たした乾友紀子。この日は、ソロのフリールーティンの決勝に臨んだ。
予選では「力みがあった」(乾)というが、決勝は水妖精〜undine〜をテーマに、激しい喜怒哀楽を見事に表現し、観客も乾が見せる演技に引き込まれていく。井村雅代ヘッドコーチも「完璧な演技でした」と笑顔を見せるほどであった。得点も予選を上回る93.2000のスコアを獲得し、テクニカルルーティンに続いて銅メダルを獲得した。
「予選は力みがあったんですけど、決勝は音楽に乗って演じることができたんじゃないかと思います。ソロのメダリストになるという自分の夢が達成できたのと、井村先生に今まで時間をかけて育てていただいた恩返しをメダルというかたちでできて良かったです」(乾)
[飛込]6日目
女子高飛込の決勝に進出した荒井祭里は、入賞を目標に挑んだ。
1本目の405Bを67.20で順調にスタートし、2本目の107Bでは得意の入水も決まり、72.00を獲得して4位に浮上する。「不安もあった」という3本目の205Bはオーバーぎみで入水が乱れてしまい、47.85となって順位を9位にまで下げてしまう。
しかし、4本目の305C、ラストの5253Bは気持ちを切り替え、落ち着いた演技で60ポイント後半を獲得。予選、準決勝、そして決勝とトータルポイントをしっかりと上げる試合展開で、惜しくも目標の入賞には届かなかったが、321.45ポイントの9位となった。
「緊張はあまりせず、自分のやるべきことだけに集中して決勝に臨みました。準決勝で失敗した107は決められたんですが、ほかで失敗してしまってすごく悔しいです。決勝という舞台で上位の選手たちはしっかりと決めてきているので、そのなかで戦えたことはとても良い経験になったと思います」(荒井)
[水球]4日目
男子水球の2戦目は、女子と同じイタリア。優勝候補の一角を担うチームを相手に、日本は堂々としたプレーを見せる。
第1ピリオドこそ得点を奪えなかったが、第2ピリオドにはコップ春紀が待望の1点目を挙げると、稲場悠介が2点目を獲得。イタリアとの差を1点としたところで前半が終了。
第3ピリオドに入っても、イタリアの猛攻を棚村克行のファインセーブでかいくぐりながら、キャプテンの大川慶悟が同点ゴールを挙げるも一進一退の攻防が続き、1点差が縮まらない。
最終第4ピリオド早々に2点差に広げられるも、3分45秒を残したところで稲場が再度1点差に詰め寄る勝ちのあるゴールを決める。だが、反撃はここまで。残り3分で再度イタリアにゴールを奪われた日本は、2点差を詰め切れずに試合終了。7対9で敗北を喫した。
「1戦目と違って、今回は自分たちのやりたいディフェンスはとても良くできましたし、そこからカウンターで決定的なチャンスを作り出すことはできました。ただ、その場面で決めきれなかったことが今日の敗因かと思います。次のブラジル戦でも同じようなディフェンスができれば問題ないと思いますので、思い切って戦ってきます」(棚村)
※写真1:乾は表現力豊かにソロフリールーティンを泳ぎ切って銅メダルを獲得した
※写真2:世界選手権初の決勝の舞台で堂々とした演技を見せる荒井
※写真3:棚村は何度もファインセーブで日本を救ったがあと一歩届かず
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