ニチレイチャレンジ特別泳力検定会
令和元年9月20日付 日刊スポーツ新聞掲載記事より
「水泳の日2019」が11日に名古屋市の日本ガイシアリーナ、12日に東京辰己国際水泳場で行われた。それぞれ競泳のクリニックやニチレイチャレンジ泳力検定会(日刊スポーツ新聞社協力)、各競技のデモンストレーションなどが行われ、参加者と観客が水泳の楽しさを満喫した。
東京会場では北島康介氏が全体進行役、クリニック講師などを務め、生涯親しめる水泳の魅力を伝えた。模範泳法を見せるメドレーリレーでは「昔のようにはいかないと思うが、参考になると思う」と本音を漏らしながら寺川綾さん、金田和也氏、上田春佳さんと全力で泳ぎ、拍手を浴びた。「ジュニアの時の我慢強さ、悔しがる気持ちがあったから、世界と戦えた」という。水泳に取り組む子どもたちに対し北島氏は「水泳は後ろ泳ぎはできない。前へ進むしかない。だから毎日の積み重ね、ずっと諦めない気持ちが大切」とエールを送った。苦しい練習を続けて栄光を勝ち取った自らの経験を元に「乗り越えた時に楽しさ生まれてくる」と、常に前向きな姿勢を持つことを求めていた。
名古屋会場では大村秀章知事、河村たかし市長も見守る中、元日本代表ら40人が模範演技や各教室の指導に奮闘した。競泳の「東京海上日動プレゼンツフリーリレー」や「ニチレイチャレンジ泳力検定」「SEIKOプレゼンツ ターゲットタイム」など盛りだくさんな内容に一日中、歓声や拍手が絶えなかった。来年は8月14日(金)に大阪開催が予定されている。
特別泳力検定会は8月4日に神戸市立ポートアイランドスポーツセンタープール、24日に神奈川・鎌倉海浜公園水泳プール、25日に埼玉・セントポールズ・アクアティックセンターでも行われた。神戸は林亨氏と中尾美樹氏、鎌倉は森田智己氏と内田翔氏、埼玉は中村礼子氏と星奈津美氏(写真)の各オリンピアンをゲストに模範泳法披露、水泳教室などが行われ、子どもから大人までが受験の緊張感とともに、水泳の楽しさを実感していた。