「アスリート委員会 トークショー 〜センターポールに日の丸を〜」の2日目を開催しました
「第40回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」の競泳会場にて、初日に引き続き、決勝前に日本水泳連盟アスリート委員会主催で【センターポールに日の丸を! アスリート委員会トークショー】を行いました。
2日目のトークショーのゲストには、アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロの五輪4大会連続出場、北京、ロンドン五輪では200mバタフライで銅メダルを獲得。ロンドン五輪はメドレーリレーで銀メダルを、リオデジャネイロ五輪では4×200mリレーで銅メダルを獲得された、松田丈志さんが来てくださいました。
松田さんがJOCジュニアオリンピックカップに初めて出場したのは、小学4年生の春。初出場の結果は、なんと最下位だったそうです。ですが、そこで目標ができ、さらに上を目指そうと頑張ることができたと話してくれました。
たくさんの大舞台を経験されてきた松田さんは、そういった緊張する場面で力を出すために大切なことは緊張しないことではなく、積み重ねてきた練習を信じて自信を持つことだとも教えてくれました。さらに、自信の経験から、チームで戦う、という気持ちが自分を支えてくれるとも話してくれました。
また、トップアスリートとして必要なこととして「まずひとつ目は、自分が努力できる人間かどうか。そして、ふたつ目が応援される選手であること。応援されるためには、自分が努力しなければなりません。努力している姿は、ちゃんとみんな見ているんです。だから、応援したくなるんです」と、ジュニアスイマーたちに大事にしてもらいたいことを伝えてくれました。
最後には、ドーピングがなぜダメなのか、ということも、スポーツの面白さは勝ち負けがあることであって、ドーピングはそれを根底から覆してしまうもの。だからダメなんです、と訴えかけてくれました。ジュニア時代から、ドーピングについて知っておくことの大切さも、松田さんは話してくれました。
短い時間でしたが、内容は盛りだくさん。ジュニアスイマーたち、そして保護者の方々にも有意義な時間になったと感じています。
今後も、ジュニアスイマーや保護者の皆様に、日本代表先輩アスリートにお越しいただき、生の【言葉】をお届けできるよう努めてまいります。
ご協力くださったアスリートの方々、スタッフの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。