【#競泳】男女個人メドレーは高山・小島の1年生ふたりが優勝を飾る(全国高等学校総合体育大会水泳競技大会)
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『ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024』、通称インターハイの水泳競技が17日に開幕。競泳競技はSAGAサンライズパーク・SAGAアクアで初日を迎えた。
開会式では昨年度の男子総合優勝校である日大豊山高、女子総合優勝校の日大藤沢高から優勝カップが返還され、佐賀県知事の山口祥義氏、佐賀県高校生活動推進委員会生徒委員会代表の德富愛音(佐賀学園)から歓迎の言葉をいただいた。
また、佐賀商業の水泳部主将・佐藤正崇の力強い選手宣誓でいよいよ競技がスタート。
最初の決勝レースとなった女子400m自由形は、昨年のこの種目を制した竹澤瑠珂(武蔵野)が前半から高校記録を上回るハイペースでレースを展開。後半はさすがに疲れが見えたものの、4分10秒85で連覇を果たした。
男子400m自由形では、最後まで接戦が繰り広げられる。前半から攻めた長島彰吾(武南)をラスト50mで古江良(埼玉栄)と安藤陽(四條畷学園)、内村弥路(武南)の3人が捉えると、頭ひとつ抜け出した内村が3分54秒03で優勝した。
パリ五輪代表の成田実生(淑徳巣鴨)が登場した女子200m個人メドレー。その成田をバタフライから抑えて、最後まで逃げ切ったのが1年生の髙山紫妃(武南)であった。バタフライを27秒95で入り、前半を1分01秒75で折り返すと、平泳ぎ、自由形でも成田の追撃を振り切り、2分12秒14で優勝を勝ち取った。成田は2分12秒67の2位となった。
男子200m個人メドレーも、女子の髙山に続き1年生が大活躍。こちらも前半から逃げを打った1年生の小島夢貴(豊川)が、最後の自由形でも強さを見せて2分01秒04で優勝を果たした。
女子200m平泳ぎは河原彩華(武南)が2位以下に2秒近くの差をつける圧勝。前半を1分09秒台で折り返す積極性を見せて2分26秒30で優勝を飾る。
男子200m平泳ぎでは、150mまで4人がほぼ横並びで展開。ラストスパートの叩き合いを制したのは、ラスト25mからスッと抜け出した原田拓弥(豊川)。2分12秒66でこの種目を制した。
女子4×100mリレーは最後まで接戦が繰り広げられる。前半リードを奪ったのは湘南工大附だったが、第3泳者で武蔵野が逆転。さらに、アンカーにパリ五輪代表の平井瑞希を配置した日大藤沢が1秒以上合った差を一気に詰める猛追を見せる。一度は平井が武蔵野のアンカー、竹澤を交わしたように見えたが、ラスト5mで竹澤が再度盛り返し、100分の3秒差で武蔵野が逃げ切り勝利。3分47秒09で優勝を果たした。日大藤沢は3分47秒12の2位、湘南工大附は3分48秒89の3位となった。
男子のリレーは、センターレーンを泳ぐ中京大中京が逃げの一手を打つ。パリ五輪代表の村佐達也が49秒23で100m自由形の大会記録を更新する泳ぎを見せて周囲に身体ひとつ分のリードを奪う。そのリードを守りたかった中京大中京だったが、豊川の第3泳者であった松山育が引き継ぎながら49秒91の好タイムで逆転。さらにアンカーの山田太陽も引き継ぎ49秒95で泳ぎ切り、3分21秒70の大会新記録を樹立して豊川が勝利を収めた。中京大中京が3分23秒02の2位、そしてアンカーで追い上げた日大豊山が3分23秒99で3位に入った。