【#競泳】2種目で大会新記録が樹立されるハイレベルなレースが続く(全国高等学校総合体育大会水泳競技大会)
公式HP:https://www.koukousoutai.com/2024soutai/
公式記録サイト:https://kirokukensaku.net/0IH24/index.html
セイコーリザルト:https://swim.seiko.co.jp/2024/S70301/index.htm
全国高等学校総合体育大会水泳競技大会の競泳競技も3日目。この日も好記録が連発。個人種目2つで大会新記録が樹立された。
女子800m自由形は、初日の400mを制して「800mも優勝したい」と話していた竹澤瑠珂(武蔵野)が前半から快調に飛ばす。最後まできっちりと1分04〜05秒ペースを刻み続けた竹澤は、目標としていた自己ベストを大きく更新。8分33秒55の大会新記録を樹立して優勝を果たして2冠を達成。
男子1500m自由形では、竹澤同様に400mを制した内村弥路(武南)が前半から飛び出しを見せる。ただ、その後ろからひたひたと迫ってきたのが丹野義大(埼玉栄)。500mで内村に並び、そのまま一気に抜き去った。そこからは丹野の独壇場。安定したペースを刻みつつ、周囲との差を広げてフィニッシュ。15分26秒85で優勝を飾った。
1年生と2年生が6人と若手が元気な女子200m背泳ぎの決勝では、1年生の井出柚紀(ふじみ野)が1分04秒83で100mを折り返す。その後もペースを落とさずトップを泳ぎ続けて2分12秒83で優勝を果たした。
男子の200m背泳ぎは、白鳥航生(能代松陽)が積極的なレースを展開。ゆったりとした大きなストロークでペースを刻む。最後までそのペースを崩さずに泳ぎ切った白鳥が2分01秒71で優勝した。
この日注目を集めた女子100mバタフライ。予選から57秒11の大会記録を更新したパリ五輪代表の平井瑞希(日大藤沢)が、決勝でもその力を見せつける。前半を26秒42で折り返すと、後半も全く他を寄せつけず56秒47の大会新記録で優勝を果たした。
7人が54秒台という混戦の様相を呈していた男子100mバタフライ。前半から大逃げを打ったのは、昨日の100m背泳ぎを制した塩田直也(淑徳巣鴨)。ひとり24秒台で折り返すと、後半も疲れが見えながらも粘りの泳ぎで53秒19で優勝して個人2冠を達成した。
女子100m平泳ぎは200mで圧勝した河原彩華(武南)が、前半をトップで折り返す。そしてこの種目でも後半の強さを発揮し、1分08秒72で優勝して個人種目2冠を達成。
男子100m平泳ぎは、前半を全員が29秒台で折り返すまさに横一線の展開。そのなかで残り25mから抜け出したのが鎌田望琥人(高岡商業)だった。後半の強さを見せ、1分01秒61で優勝を果たした。
この日の最終種目は男女の4×200mリレー。
女子は初日に4×100mリレーを制して波に乗る武蔵野が見せる。200m自由形を制した第1泳者の福岡由唯が自己ベストを上回る2分00秒77のトップで引き継ぐと、ここで得た3秒のアドバンテージを最後まで守り抜く。途中詰められる場面もあったが、アンカーの竹澤が引き継ぎで1分59秒32の好タイムをマークする泳ぎを見せて完勝。8分08秒15でフリーリレー2種目を制覇した。
男子は四條畷学園の1年生、安藤陽が快調に飛ばし1分49秒79のトップで引き継ぐ。だが、200mを制した村佐達也を第2泳者に置いた中京大中京が四條畷学園の舟橋功を追い詰め、150mで抜き去りトップを奪う。この村佐の活躍で身体ひとつ分のリードを奪った中京大中京だったが、豊川の第3泳者の松山育が差を縮め、アンカーの小島夢貴が引き継ぎから首位を奪うと、あっという間に逆に身体ひとつ分のリードを奪い、そのままフィニッシュ。7分23秒39で優勝を果たして女子同様、リレー2種目制覇を成し遂げた。