【#競泳】豊川が男女総合優勝を飾る(全国高等学校総合体育大会水泳競技大会)
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高校生日本一決定戦となる、全国高等学校総合体育大会水泳競技大会、通称インターハイの競泳競技は最終日を迎えた。
最終日は男女の100m自由形と400m個人メドレー、そして4×100mメドレーリレーの3種目が行われる。この日の個人種目には、3人のパリ五輪代表メンバーが出場。
女子100m自由形の予選トップだったのは平井瑞希(日大藤沢)。決勝でも前半から平井が攻め、55秒06の好タイムで優勝を果たす。これで平井は100mバタフライと合わせて個人種目2冠を達成。
続く男子100m自由形は村佐達也(中京大中京)が登場。前半をただ一人23秒台で折り返しても、持ち味の後半の伸びは健在。むしろ加速するかのような泳ぎで48秒99を叩き出し、日本高校新記録で優勝を果たした。村佐はこれで100m、200m自由形の2冠となった。
女子400m個人メドレーでは、200m個人メドレーの雪辱を果たしたい成田実生(淑徳巣鴨)が後半粘りの泳ぎを見せる。前半こそ200mを制した髙山紫妃が攻めてリードを奪うも、平泳ぎで成田がその差を詰め、自由形で逆転。最後は逆に1秒以上の差をつける4分40秒25で優勝を飾った。なお、髙山は4分41秒32の2位に入った。
男子400m個人メドレーは、1年生コンビが戦線を披露。前半から攻めたのは長岡大手の根岸歩夢。バタフライでトップに立つも、背泳ぎでは反対に隣で泳ぐ小島夢貴(豊川)に逆転される。だが、平泳ぎで再度根岸が逆転。最後の自由形も、個人種目の最後を締めくくるにふさわしい大接戦。350mの折り返しではまさかの3分49秒00の同タイム。そのまま並んでフィニッシュしたふたり。結果は、小島がわずか0秒21差で勝利。4分17秒42で優勝を果たして個人メドレー2冠を達成した。
大会を締めくくる、チームの総合力が問われるメドレーリレー。男女とも見応えのあるレースが繰り広げられた。
女子4×100mメドレーリレーは、まず豊川が先行。すぐ後ろに付いていた武南が平泳ぎで逆転すると、今度は日大藤沢の平井がバタフライで一気に2校を抜き去りトップに。最後の自由形は亀井彩華が逃げ切って4分07秒81で優勝を果たした。豊川は4分09秒22の2位、武南は4分09秒93の3位となった。
男子4×100mメドレーリレーでも抜きつ抜かれつの接戦に。背泳ぎトップは、日大豊山の新田槙吾。新田の快泳に応えるように、吉江世梛がトップを守る。バタフライでは逆に少し差を広げるも、中京大中京は村佐、豊川は100mでベストを更新した1年生の松山育。このふたりが競り合うようにして日大豊山を抜くと、村佐が抜け出して中京大中京が3分43秒34で優勝。村佐の48秒90と好ラップに加え、松山も49秒64の快泳を見せ、豊川が3分43秒57で2位に入った。健闘した日大豊山は3分44秒24の3位となった。
全競技を終えた競泳競技。大会を通して、日本高校新記録が1、大会新記録は7となった。
また、最後に総合順位が発表され、男女ともに豊川が優勝を飾った。8位までの総合順位は以下の通り。
・男子総合
1位:豊川 266.0
2位:中京大中京 177.0
3位:日大豊山 176.0
4位:春日部共栄 144.0
5位:四條畷学園 112.0
6位:桃山学院 112.0(リレーの得点差による)
7位:慶應 104.5
8位:関大北陽 92.5
・女子総合
1位:豊川 218.5
2位:日大藤沢 194.0
3位:武蔵野 158.5
4位:湘南工大附 153.5
5位:武南 149.0
6位:四條畷学園 144.0
7位:関大北陽 112.0
8位:淑徳巣鴨 98.0