2024.08.31 飛込

【#飛込】パリ五輪代表の坂井と荒井が実力を示す優勝(第100回日本選手権水泳競技大会 飛込競技)

大会HP:https://swim.or.jp/tournament/44411/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/diving/
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インフロニア草津アクアティクスセンターを舞台に記念すべき第100回を迎えた日本選手権水泳競技大会 飛込競技の2日目も飛込競技らしい順位の入れ替わりが激しい戦いが繰り広げられた。

男子3m飛板飛込決勝。ダイナミックな演技で1ラウンド目からトップに立ったのは須山晴貴(NSP宇都宮)。続く2ラウンド目の5154B、3ラウンド目の407Cは70ポイント台後半をマーク。このまま走り抜けるかと思われたが、4ラウンド目の205Bで50ポイント台のミス。その隙をついてトップに上がってきたのは、大きなミスなく我慢の演技を続けてきたパリ五輪代表のベテラン、坂井丞(ミキハウス)だった。

男子3m飛板飛込/坂井丞(ミキハウス) ©日本水泳連盟

盤石な体勢で逃げ切りたいところだったが、5ラウンド目に坂井に迫ったのが伊藤洸輝(滋賀・立命館DC/滋賀県スポーツ協会)だった。高難易度の307Cで82.25を叩き出して、坂井に0.45ポイント差にまで迫り、勝負は最終ラウンドへ。先の演技順だったのは、伊藤。5254Bと得意なひねり技だったが、入水が乱れて66.30と得点を伸ばせず。対する坂井はやはり安定感抜群。107Bでジャッジから8.0をもぎ取る演技で74.40を獲得。結果、423.30で坂井が優勝を飾った。伊藤は414.75の2位、須山は376.65の3位となった。

男子3m飛板飛込表彰 ©日本水泳連盟

パリ五輪で入賞を果たした荒井祭里(JSS宝塚/佐賀県スポーツ協会)が出場した女子高飛込。1ラウンド目でトップに立ったのは、荒井ではなく安田舞(日本体育大学)であった。2ラウンド目の6243Dでも70.40の高得点をマークしてトップをキープ。しかし、荒井も本調子ではないなかで得意の入水のキレの良さを生かして食らいつく。

女子高飛込/荒井祭里(JSS宝塚/佐賀県スポーツ協会) ©日本水泳連盟

そして3ラウンド目の205Bで荒井がトップに立つと、4ラウンド目の305C、そして得意技の5253Bでもミスなく安定した演技を見せ、合計328.75ポイントで優勝を果たした。安田は291.40の2位、高校生の坂田丹寧(常総学院高/IK! IK! DC)が278.45で3位に入った。

女子高飛込表彰 ©日本水泳連盟

公開競技となった男女の10mシンクロ。男子は西田玲雄と山田周汰(岡三リビック)が、制限選択飛2ラウンドで100点を超える息の合った演技を披露。結果、357.06ポイントでフィニッシュ。

男子10mシンクロ/西田玲雄・山田周汰(共に岡三リビック) ©日本水泳連盟

女子は乗松飛羽(高崎健康福祉大学)と坂田がペアを組み、こちらは5ラウンドで256.44ポイントを獲得した。

女子10mシンクロ/乗松飛羽(高崎健康福祉大学)・坂田丹寧(常総学院高/IK! IK! DC) ©日本水泳連盟