2024.09.15 競泳

【#競泳】100m自由形で村佐が自身の記録を超える日本高校新記録を樹立して優勝(第78回国民スポーツ大会)

大会HP:https://saga2024.com
日本水泳連盟大会HP:https://swim.or.jp/tournament/43954/
国スポリザルト:https://kirokukensaku.net/5NS24/index.html
セイコーリザルト:https://swim.seiko.co.jp/index.html

SAGA2024国スポの競泳競技2日目。この日も高校生たちが大活躍し、新記録が5つ誕生した。

ひとつは日本高校新記録。約1カ月前、同じこのSAGAアクアで行われたインターハイで49秒の壁を破り、48秒99の日本高校新記録を樹立した村佐達也(愛知県)。今大会でも好調を維持していた村佐は、少年男子A 100m自由形決勝でその記録を更新。前半を23秒69で折り返すと、後半になってもそのスピードは衰えず。48秒87でフィニッシュし、日本高校新記録を樹立して優勝を飾った。2位に入った黒田一瑳(北海道)も49秒56と、従来の大会記録を上回る好記録であった。

この日の最初の決勝種目であった少年女子A 400m個人メドレーでは、パリ五輪代表の成田実生(東京都)を抑え、平泳ぎでトップに立ったと思えば一気に抜け出し、最後の自由形は余裕を持ってフィニッシュ。2位以下に6秒もの差をつける4分39秒10で、6大会ぶりの大会新記録を樹立して優勝を果たした。

また、村佐と同じ愛知県の松山育は少年男子B 50m自由形で、昨年自分が樹立した大会記録を更新し、23秒21で2年連続で優勝を飾った。

少年男子B 4×100mメドレーリレーは、大阪府が強さを見せた。第1泳者の芳賀樹が57秒18で引き継ぐと、平泳ぎの大橋信が1分00秒05の好タイムで続く。さらにバタフライを制した安藤陽が53秒86で続き、最後は池田星那が51秒98でまとめて3分43秒07の大会新記録を樹立して優勝。さらに2位に愛知県も従来の記録を上回る、3分44秒15をマークした。

少年男子A 400m個人メドレーでは、ジュニアパンパシフィック水泳選手権代表の西川我咲(愛知県)がずば抜けた強さを見せる。バタフライこそ同じジュニア代表の阿部力樹(神奈川県)に先行されるも、背泳ぎが終わった時点でトップに立つ。平泳ぎで周囲との差を一気に広げると、最後の自由形でも追い上げられることなく悠々と逃げ切った。結果、2位の阿部に9秒もの大差をつけて、4分12秒29の好タイムで優勝を果たした。

成年女子100m自由形は松本信歩(東京都)が54秒95と、ひとり55秒を切って優勝。成年男子同種目は松本周也(静岡県)がひとりだけ村佐を超える48秒79で優勝を果たす。

少年女子B 100m背泳ぎは中学3年生の笠原未咲(埼玉県)が高校生らを抑えて1分01秒89で、男子は平田統也(香川県)が56秒28で優勝をした。少年女子Aの同種目は高いスピード能力を見せた平井瑞希(神奈川県)が54秒60で優勝を飾った。

成年女子100m背泳ぎは高橋美紀(愛知県)が1分00秒47で接戦を制して優勝し、男子はパリ五輪代表の竹原秀一(福岡県)が54秒21で後半に逆転して優勝をした。

少年女子B 50m自由形は100mを制した平良吏美華(沖縄県)がタッチ差勝負を制し、25秒79で2冠を達成。

少年女子A 200バタフライは安達愛菫(京都府)が、最後の最後で先行する佐野釉菜(千葉県)、貝瀬結香(東京都)を逆転。100分の5秒差の2分11秒85で安達が優勝を勝ち取った。佐野が2分11秒90で2位、貝瀬は2分12秒34の3位となった。男子も接戦となった。神奈川県の阿部と河野通虎(北海道)が前半からふたり並んでレースを展開。150mのターンでは1分28秒17の同タイムで折り返し、ラスト50mのスパート勝負。最後は阿部がわずかに抜け出し1分58秒63で優勝。河野が1分58秒88の2位となった。

成年女子100m平泳ぎでは、ベテラン鈴木聡美(福岡県)が好調を維持。持ち味のスピードを生かして前半を30秒台で折り返し、1分06秒64で優勝を果たした。男子は7人の社会人を相手に、大学2年生のインカレ覇者、大蔵礼生(奈良県)が59秒80で接戦を制して優勝した。

少年女子B 4×100mメドレーリレーは神奈川県が4分07秒67で優勝し、成年女子4×50mリレーは東京都が1分41秒15で、成年男子同種目を神奈川県が1分28秒37で優勝を果たした。