2024.09.29 OWS

【#OWS】辻森が5kmを制して2冠、女子10kmは梶本が連覇(第100回日本選手権水泳競技大会OWS競技)

日本水泳連盟大会HP/リザルト:https://swim.or.jp/tournament/44026/

第100回日本選手権水泳競技大会OWS競技の2日目。この日も水温は24度と好コンディションではあったが、風が強く珍しく北条海岸に波が立つ状態であった。

そんななか、世界水泳選手権への切符を懸けた女子10kmがスタート。2周回目を終えるころには、パリ五輪代表の蝦名愛梨(自衛隊)と梶本一花(枚方SS/同志社大学)のふたりが抜け出した。

女子10kmの梶本一花と蝦名愛梨 ©日本水泳連盟

そのまま並泳したまま最終周回に。「残り半周でしかけるつもりだった」という梶本が、言葉通り第2ブイを回ったころに蝦名を引き離すと、そのまま逃げ切った。2時間04分39秒3で優勝し、梶本はこれで2連覇を果たした。

女子10km2連覇の梶本と蝦名 ©日本水泳連盟

「向かい波を泳ぐ技術は蝦名さんがとてもうまいので、私は追い波を使って勝負を仕掛けようと思っていました。勝つことを最優先しようと思っていたレースだったので、優勝できたのはとてもうれしいです」(梶本)

男子5kmは、10kmと打って変わって終始混戦状態。5、6人で先頭集団を形成した状態でレースが展開。最後はパリ五輪代表の南出大伸(木下グループ)と、初日の10kmを制した辻森魁人(日本大学/PHOENIX SWIM TEAM)が激戦を繰り広げ、並んだままフィニッシュ。写真判定に委ねられた結果は、辻森が勝利。「南出選手はラスト強いのは分かっていました。でも自分もしっかり練習してきましたからラストスパートでは負けない気持ちで泳いだ」と、チームメイトのからの歓声に右手を掲げて応えた。

男子5km表彰式 ©日本水泳連盟

「昨日と違って5kmはやっぱりラスト、タッチ勝負になると思っていました。後半に強い南出選手に最後、勝ちきれて良かったと思います」(辻森)