【#水球】男子女子ともに昨年優勝チーム含む強豪が準決勝へ(第100回日本選手権水泳競技大会水球競技)
日本水泳連盟大会HP:https://swim.or.jp/tournament/44050/
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第100回の節目となる日本選手権水泳競技大会。水球競技は10月12日から、水泳のまち柏崎を舞台に熱戦の火蓋が切って落とされた。
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初日は男女とも1回戦4試合ずつが行われた。
まず女子は京都府立鴨沂高等学校対秀明八千代水球クラブの対戦から。秀明八千代水球クラブの柴田奏が先制ゴールを奪うと、そのまま一気に6連続得点を奪う。鴨沂高校も大前実礼が1点を返すが、追加点を挙げた秀明八千代水球クラブが1対8で第1ピリオドを終える。その後は鴨沂高校も要所で得点を奪いながらも、それを上回る得点を挙げ続けた秀明八千代水球クラブが9対20で勝利した。
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2戦目は今年あらたに立ち上がった女子チーム、Violet Stars対稲泳会。エースの有馬優美が先制点を奪い、波に乗ったViolet Starsは、第1ピリオドで7得点。第2ピリオド後も試合を優位に進めたViolet Starsが初戦を20対6で突破した。
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女子3試合目は地元柏崎を舞台に活躍するブルボンウォーターポロクラブ柏崎とNSSU Water Polo Clubとの対戦。第1ピリオドこそ接戦だったが、第2ピリオド後半にNSSU Water Polo Clubが6連続得点で一気にその差を広げる。後半も少しずつその差を広げていき、結果12対23でNSSU Water Polo Clubが白星を挙げた。
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昨年覇者の秀明大学水球クラブは、東京女子体育大学との1回戦でその攻撃力の高さを存分に見せつける。第1ピリオドで12得点を挙げると、第2ピリオドには7点、さらに9点、7点と得点を積み重ねていき、最終的には35対9として順当に準決勝へと駒を進めた。
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男子も女子同様4試合が行われた。その1戦目は慶應義塾大学対高体連選抜。毎年インターハイ覇者のチームが日本選手権に参加していたが、今年は高体連選抜として、高校生のスター選手を集めたチームで大学生や社会人に挑む。その1戦で、若さ溢れるプレーを披露。第1ピリオドこそ慶應義塾大学が要所を締めるプレーでリードを奪ったものの、第2ピリオドに入ると早々に高体連選抜が逆転。前半を6対8の2点リードで終える。
後半に入っても勢いは止まらず。慶應義塾大学が1点差に詰め寄る場面もあったが、高体連選抜は決して同点にはさせない。そのままリードを守り切った高体連選抜が慶應義塾大学を14対17で下して準決勝に駒を進めた。
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男子2戦目は専修大学対ブルボンウォーターポロクラブ柏崎。女子の雪辱を果たしたいブルボンウォーターポロクラブ柏崎は、開始早々に得たペナルティシュートのチャンスを見事に平田一成が決めて先制点を奪う。その後は眞坂悠貴が連続得点で点差を広げる。ただ、その後はチャンスをしっかりと物にした専修大学が逆転して5対4の1点リードで第2ピリオドへ。ここはブルボンウォーターポロクラブ柏崎のディフェンスが生きるピリオドとなり、専修大学に与えた得点は1点のみ。対してブルボンウォーターポロクラブ柏崎は5点を挙げて逆に3点差として後半へ。第3ピリオドにその差をさらに広げて逃げ切り、9対15で初戦を勝利で飾った。
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三建・30CLUBと対戦するのは、インカレ覇者の日本体育大学。機動力を兼ね備えた攻撃力を存分に生かし、第1ピリオドから大暴れして9得点を奪う。その後も7点、9点と点を積み重ねていき、最終的にスコアを16対29として準決勝へ進出。
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昨年優勝チームであるIKAI・Kingfisher74は筑波大学との対戦。第1ピリオドに先制点を挙げたのは、荒木健太。それに伊達清武に志賀光明が続く。伊達はそこからさらに2得点を挙げ、5対1で第1ピリオドを締める。第2ピリオドに入っても勢いは止まらず。筑波大学も竹内遥音、佐野翔汰、中島大成らが得点を奪うも、それを上回るペースでIKAI・Kingfisher74が筑波大学ゴールを揺らし続ける。IKAI・Kingfisher74は最後まで主導権を握ったまま試合を展開し、20対12で勝利。危なげない試合運びで準決勝進出を決めた。
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