2024.10.20 競泳

【#競泳】JOC杯は平泳ぎ2冠の加藤心冨と谷口卓が獲得(第66回日本選手権(25m)水泳競技大会)

日本水泳連盟大会HP:https://swim.or.jp/tournament/43955/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/2024/S70702/index.htm

短水路の日本一決定戦、第66回日本選手権(25m)水泳競技大会の2日目が終了。この日は新記録は1つ誕生。

初日も高校記録を更新した村佐達也(中京大中京高/名鉄SS刈谷)が、男子100m自由形の予選で47秒47の短水路日本高校新記録を樹立。予選をトップで通過した。

©フォート・キシモト

さらなる更新に期待がかかった決勝では、47秒48と惜しくも届かずの4位入賞となる。同種目で優勝したのは、ラスト25mで逆転した関海哉(キタジマアクアティクス)。記録は46秒77であった。

同種目女子は50mで優勝した神野ゆめ(中京大学)がスタートから飛び出して、そのまま逃げ切り53秒42で優勝を果たす。

女子50m平泳ぎは、パリ五輪代表の鈴木聡美(ミキハウス)をおさえて小畠優々美(神奈川大学/NECGSC玉川)が30秒12で優勝。鈴木との差は100分の7秒であった。
男子は100mを制した谷口卓(GSTR-GP)が25秒台目前となる、26秒02の好タイムで優勝を飾った。

©フォート・キシモト

女子100m背泳ぎは200m優勝の長岡愛海(神奈川大学)が、高橋美紀(林テレンプ)との接戦を100分の1秒差で制し、58秒09で優勝して今大会2冠。男子は由良柾貴(JSS東京)が50秒03の大ベストで初優勝を果たした。

©フォート・キシモト

女子200m個人メドレーの決勝は、高校2年生の長岡海涼(東北高校/サーパスSC)と中学3年生の佐々木珠南(ウイング八戸)との勝負に。中盤、背泳ぎと平泳ぎで佐々木との差を広げた長岡が2分08秒02で優勝。姉の愛海と揃って優勝を果たす。

©フォート・キシモト

同種目男子は先行する牧野航介(東洋大学/ヨコハマSC)を背泳ぎで捉えた瀬戸大也(CHARIS&Co.)が最後まで逃げ切って1分51秒91で優勝した。

女子100mバタフライでは、日本記録にあとわずかに迫る55秒86の好記録で平井瑞希(ATSC.YW/日大藤沢)が優勝して、50m背泳ぎと合わせて2冠を達成。男子は安江貴哉(新東工業東京)が50秒18で優勝した。

©フォート・キシモト

女子400m自由形は難波実夢(JSS/近畿大学)が、ひとり4分を切り日本記録に迫る3分59秒78で優勝して800mと2冠。男子は田渕海斗(NECGSC溝の口/明治大学)が後半まで安定した泳ぎで3分41秒35で優勝を飾った。

©フォート・キシモト

今大会最後を締めくくるのは、男女の200m平泳ぎ。100mで優勝した加藤心冨(スウィン鴻巣/早稲田大学)が、ラスト50mで抜け出して2分18秒99で優勝して2冠。男子は、深沢大和(東急/TSSあざみ野)が2分02秒97で優勝を果たし復帰戦を勝利で飾った。

©フォート・キシモト

これで全競技が終了。新記録は2日間で7。短水路高校記録が4、短水路中学記録が3という結果であった。

今大会、最もレベルの高い記録で泳いだ選手に贈られるJOC杯は、男子は谷口、女子は加藤が受賞。どちらも平泳ぎの選手がハイレベルな泳ぎを見せてくれた。

©フォート・キシモト