2025.03.20 飛込

【#飛込】女子高飛込でケガを乗り越えた金戸が復活の優勝(翼ジャパンダイビングカップ)

・日本水泳連盟HP大会ページ:https://swim.or.jp/tournament/44422/
・リザルト:https://swim.seiko.co.jp/diving/2024/14/jp/index.html
・リアルタイム速報:https://seikosportslink.com/aqdv/101/002/?i=20009156

五輪初のメダル獲得に沸いた2024年シーズン。今度は世界の頂点を目指し、さらに世界でメダルを獲得できる選手を増やしていくべく新シーズンが、この翼ジャパンダイビングカップを皮切りにスタート。今大会で、シンガポールで開催される世界水泳選手権2025の代表選考が行われる。

初日は女子高飛込の予選と決勝、そして10mミックスシンクロの2種目が行われた。

女子高飛込は今まで日本を牽引していた荒井祭里が引退を表明。次世代を担う選手の登場が待たれるこの種目で、あの選手が帰ってきた。金戸凜(セントラルスポーツ/日本大学)である。

金戸凜(セントラルスポーツ/日本大学) ©フォート・キシモト

2019年に肩を故障、その後復帰したものの立て続けに膝を故障。長く戦線から離脱を余儀なくされていた金戸。ただ、その代わりゆっくりと落ち着いてリハビリに取り組むことができ、今大会が復帰戦となった。

その予選、ひとり300ポイントを超える得点をマークすると、決勝では1ラウンド目の305Cでトップに立つと、全く他を寄せつけることなく圧勝。特に5ラウンド目の難易度3.3の5237Dでは2人のジャッジが9.0を出す演技を見せ、80.85を獲得。合計得点を342.00として、2位以下に70ポイント近くの差をつける完全優勝を果たした。

女子高飛込表彰式 ©フォート・キシモト

2組出場予定だった10mのミックスシンクロ。1組が棄権したことで西田玲雄(岡山リビック)・山崎佳蓮(高知SC)のひと組だけの演技となった。

西田玲雄(岡山リビック)・山崎佳蓮(高知SC) ©フォート・キシモト

1組だけの出場になると、なかなか集中力を維持しにくいものの、西田・山﨑ペアは1ラウンド目の201B、2ラウンド目の301Bという制限選択飛2ラウンドで93.00とまずまずのポイントを獲得。自由選択飛に入っても大きなミスはなく、407Cでは59.52、107Bでは68.40と高得点をマーク。最後は5253Bで65.29を獲得し、合計286.20を獲得した。

左 山崎佳蓮(高知SC)・右 西田玲雄(岡山リビック) ©フォート・キシモト