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・日本水泳連盟HP大会ページ：https://swim.or.jp/tournament/43945/
・第100回日本選手権水泳競技大会競泳競技ページ：https://japan-swim.com
・リザルト：https://swim.seiko.co.jp/2024/S70701/index.htm
・日本水泳連盟公式YouTube（LIVE　予選・B決勝）：https://www.youtube.com/@JAQUA1924

第100回の記念大会となった日本選手権水泳競技大会競泳競技。東京アクアティクスセンターを満席にする観客に囲まれて、選手たちも全力を出し切る泳ぎを見せてくれている。

この日の最初の決勝種目は、男子100m自由形。200mを回避して臨んだ松元克央（ミツウロコ／三菱養和SS）はが、前半からレースを牽引。若手筆頭の村佐達也（中京大中京高校／名鉄SS刈谷）の追撃も振り切り、48秒36で優勝を果たした。村佐も松元に食らいつく形で後半も伸びのある泳ぎを見せ、48秒75の自己ベストを更新。日本高校新記録で2位に入った。

また、この種目のB決勝では平田統也（坂出伊藤SS）が中学生ではじめて50秒の壁を突破する、49秒79の日本中学新記録を樹立した。

男子200m個人メドレーでは、前半の100mを54秒で折り返した松下知之（東洋大学／スウィン宇都宮）が最後まで逃げ切って1分56秒35で優勝。自己ベスト更新の快泳を見せた。また、その松下を最後の自由形で追い上げた牧野航介（東洋大学／ヨコハマSC）も大きくベストタイムを更新する、1分56秒80で2位に入った。

200m自由形で日本選手権をはじめて優勝した池本凪沙（イトマン東京／中央大学）は、この100mでも強さを発揮。後半に入って頭ひとつのリードを維持し、54秒52で今大会2冠を達成した。

女子200m平泳ぎでは、若手対ベテランの構図に。前半攻めるのは、ベテラン鈴木聡美（ミキハウス）。身体半分で食らいつくのは、加藤心冨（スウィン鴻巣／早稲田大学）と楠田夢乃（藤村SS／中央大学）の若手ふたり。

ラスト50mのスパート勝負になり、楠田が少し遅れを取る。鈴木が粘り、加藤も必死に追いかける。が、最後は鈴木が逃げ切り、2分23秒98で優勝を果たした。加藤は2分24秒24で2位、楠田が2分25秒02の3位という結果となった。

男子200m背泳ぎは、竹原秀一（東洋大学／はるおか赤間）が前半から逃げる展開。だが、150mをターンして浮き上がってきたときに、身体半分にまでその差を詰めてきたのが西小野皓大（中京大学／メルヘン姶良）。小気味良いテンポで逃げる竹原、追う西小野は力強い泳ぎで迫る。最後のタッチ差勝負を制したのは、竹原。1分56秒11で優勝し、西小野は1分56秒28で2位と、その差はわずか0秒17でであった。

男子200m平泳ぎは、上位4人が2分10秒を切るハイレベルな争いに。そのレースを前半から攻めて見事逃げ切ったのが、100mを制した深沢大和（東急／TSSあざみ野）だった。練習を共にする渡辺一平（TOYOTA）の追撃を振り切り、2分07秒47で優勝。渡辺は2分07秒64の2位となった。

さらに花車優（イトマン東進）が2分07秒93で3位、4位には高校1年生の大橋信（枚方SS／四條畷学園高校）が2分09秒35で入った。

女子50mバタフライは、池江璃花子（横浜ゴム／ルネサンス）が25秒41で優勝。スタートして水中ドルフィンでリードを奪った平井瑞希（ATSC.YW／日大藤沢高校）を25mを過ぎて逆転した。平井は25秒98の2位に入った。

女子200m背泳ぎの決勝は、高校生が活躍を見せてくれた。初日に200m個人メドレーを制した成田実生（ルネサンスKSC金町）が、後半の強さを見せて、先行する山本千晶（林水泳教室／日大藤沢高校）を逆転して2分10秒26で優勝。山本も粘りを見せ、2分10秒48で2位に入った。