2025.03.23 飛込

【#飛込】五輪銀メダリストの玉井が圧巻の演技を披露して優勝(翼ジャパンダイビングカップ)

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・リザルト:https://swim.seiko.co.jp/diving/2024/14/jp/index.html
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玉井陸斗(JSS宝塚/須磨学園高校) ©フォート・キシモト

翼ジャパンダイビングカップも最終日。世界水泳選手権の代表権を懸けた戦いも終止符が打たれた。

大会最終日は男子高飛込と、男女の10mシンクロナイズドが行われた。

男子高飛込の注目は、飛込界初の五輪のメダルをもたらした玉井陸斗(JSS宝塚/須磨学園高校)。予選からジャッジが9ポイントをつける、ほぼ完璧な演技を披露。492.20のトップで予選を通過。

決勝は、予選からさらにクオリティを上げた演技を見せる。特に圧巻だったのは3ラウンド目の109Cと5ラウンド目の307C、そして最終ラウンドの得意技、5255Bだった。

玉井陸斗(JSS宝塚/須磨学園高校) ©フォート・キシモト

109Cでは3.7の高難度ながらほぼ完璧な入水を決め、94.35ポイントを獲得。苦手とする後ろ入水の種目ながら、307Cでは80ポイントオーバーを叩き出す。最後の5255Bは空中姿勢も大きく評価され、7人のジャッジの内5人が9ポイントを挙げる演技。会場はその美しさに目を奪われた。

結果、玉井は予選のポイントを上回る516.65ポイントを獲得して優勝を果たした。また、2位に入った西田玲雄(岡三リビック/大阪水泳学校)も、途中3ラウンド目にミスがあったものの、ほかは最低でも70ポイント台、最高は得意の逆立ち種目、6245Dで88.20ポイントを叩き出し、合計454.70とこちらも好演技を披露してくれた。

男子高飛込表彰 ©フォート・キシモト

男子の10mシンクロナイズドは、その玉井と西田がそれぞれ別のペアを組み争った。

玉井は大久保柊(昭和化学工業/東京SC)とペアを組み、西田は同じ岡三リビックの山田周汰とともに臨んだ。

男子10mシンクロナイズド 玉井陸斗(JSS宝塚/須磨学園高校)・大久保柊(昭和化学工業/東京SC) ©フォート・キシモト

結果、終始玉井・大久保ペアが西田・山田ペアを圧倒。最終的には30ポイント以上の差をつけて、玉井・大久保ペアが415.92ポイントで優勝を飾った。

©フォート・キシモト

女子10mシンクロナイズドは公開競技として行われ、乗松飛羽(高崎健康福祉大学)、坂田丹寧(常総学院高校)ペアが226.44ポイント、伊藤和奏(近畿大学)、嶋﨑菜乃(高知SC)のペアは222.54ポイントを獲得した。