2025.03.30 飛込

【#飛込】全区分でまんべんなく得点を獲得した長岡DCが総合優勝を果たす(第47回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会)

日本水泳連盟HP大会ページ:https://swim.or.jp/tournament/44425/
リザルト:https://swim.seiko.co.jp/diving/2024/10/jp/index.html

栃木県・日環アリーナ栃木で行われている第47回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会の飛込競技。2日目もジュニア選手たちの接戦が繰り広げられた。

12〜13歳区分女子3m飛板飛込は髙瀬恵実(浜松DC)と野坂律季(米子DC)が接戦を見せる。1ラウンド目から好スタートを切った野坂に対し、徐々に得点を伸ばしていった髙瀬。競り合いを続けていたふたりの差は、制限選択飛を終えてたったの0.40ポイント。自由選択飛になって、高難易度の技に挑戦した野坂だったが、思うように得点が伸びず。大して、完遂度の高かった髙瀬が野坂を制し、245.10で優勝を飾り、1mのリベンジを果たした。

©株式会社ドリームネットワーク

3mでほぼ完全優勝を飾った上野稜世(千葉DC)が12〜13歳区分男子1m飛板飛込でもその強さを発揮。根本大志(長岡DC)とラウンドランキングを前後しながらも得点を伸ばし続け、ついには最後までトップを譲ることなく192.55で優勝を果たして2冠を達成。根本は最終ラウンドの104Cで30ポイント台を叩き出して追い上げるも届かず2位となった。

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9〜11歳区分男子1m飛板飛込では、終始安定して20ポイント台の得点を連発していた後藤基希(浜松DC)が、徐々に荒木透真(長岡DC)との差を広げていき、143.40で優勝を果たす。

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14〜15歳区分女子3m飛板飛込では、初日の1mで接戦を制して優勝した八木星輝(神奈川DC)が、この種目でも2ラウンド目にトップに立つ。抜群の安定感で制限選択飛を終えた八木は、自由選択飛に入っても大きなミスは無くトップをキープ。だが、305Cで50ポイントの大台に乗せてきた千葉優奈(郡山DC)が、最終ラウンドを残して8.15ポイント差に詰め寄る。逃げたい八木だったが、最終ラウンドの405Cで小さなミスが響き得点が伸びず37.80に止まる。対する千葉は、勢いに乗ったか205Cでも46.20のラウンドトップの得点をマーク。なんと最後の最後で、千葉が0.25ポイント差で大逆転勝利を収める結果となった。千葉は304.65、八木は304.40という得点であった。

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今大会最後を締めくくるのは、14〜15歳区分男子1m飛板飛込。3mを制した櫻井響樹(長岡DC)が、この種目でも好調。制限選択飛の5ラウンドを終えて、トップの159.90ポイントをマーク。それに続いたのは、3mで櫻井と接戦を演じた金箱瑠海(浜松DC)。自由選択飛に入っても、彼らが接戦を繰り広げるかと思われたが、僅差で櫻井、金箱に続いていた伴和真(関西高等学校)が学生。金箱、櫻井が小さなミスで得点が伸ばせないところ、伴は落ち着いた演技を見せる。105B、403B、203Bと連続でラウンドトップの得点をマークして金箱、そして櫻井を逆転してトップに。2位の櫻井との差を3.85ポイントのままで逃げ切って、伴が323.80で優勝を飾った。

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そして今大会の総合優勝は、全区分で上位に入った長岡DCが勝ち取った。
総合成績はこちら
https://swim.seiko.co.jp/diving/2024/10/jp/pdf/team_results.pdf

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男女の優秀選手、最優秀選手は以下の通り。
・優秀選手
男子:14〜15歳区分 伴和真(関西高等学校)
女子:9〜11歳区分 髙橋陽花理(東京SC)

・最優秀選手
男子:14〜15歳区分 櫻井響樹(長岡DC)
女子:9〜11歳区分 佐武弥広(東京SC)