2019.08.21

日大豊山が総合3連覇、日大藤沢が総合2連覇を果たす <第87回日本高等学校選手権水泳競技大会>

[競泳]最終日
高校生日本一を決める今大会も最終日を迎えた。

高校1年生のふたりが活躍したのは、男女の400m個人メドレー。女子は谷川亜華葉(四条畷学園)、男子は小方颯(日大高)と、初日の200mをそれぞれ制していたふたりが、この日の400mでも他を寄せ付けない圧巻の泳ぎで優勝を果たし、2冠を飾った。

「大会が始まってから調子を整えることができました。200mで勝てたことが自信になって、400mにもつながったと思います」(谷川)

「優勝できて良かったです。まだあと2年あるので、3年連続2冠を目指してこれからも練習していきます」(小方)

女子100m自由形は大内紗雪(日大藤沢)が100分の5秒差の接戦を55秒74で制し、2年連続2冠を達成。さらにこのあとの4×100mメドレーリレーも最終泳者として優勝を果たし、大内は今大会5冠を達成した。

男子100m自由形では、田中大寛(別府翔青)が49秒83の大会新記録で優勝して200mと合わせて2冠。個人種目での大会記録樹立は田中の100mのみだった。

全競技が終了し、男子総合は日大豊山は3年連続で、女子総合は日大藤沢が2年連続で優勝を果たした。
以下の結果は下記の通り。

・男子総合
1位:日大豊山 265.0点
2位:日大藤沢 157.0点
3位:湘南工大附 130.0点
4位:近畿大附 125.0点
5位:太成学院大高 107.0点
6位:桃山学院 106.0点
7位:埼玉栄 89.0点
8位:豊川 78.0点

・女子総合
1位:日大藤沢 239.0点
2位:近畿大附 184.0点
3位:春日部共栄 183.0点
4位:豊川 168.0点
5位:目黒日大 130.0点
6位:京都外大西 126.0点
7位:須磨学園 105.0点
8位:武蔵野 103.0点

[飛込]最終日
飛込競技の最終日は、男子高飛込のみ行われた。

決勝は大接戦を演じる。制限選択飛を終えてトップに立ったのは井戸畑和馬(常翔学園)。2番手につけたのは坂田慈央(取手第二)、3番手には山本馨(別府翔青)と続く。
その後、自由選択飛の3本目で山本がトップを奪い、続く4本目の307Cでは88.40をマークしてリードを広げる。食い下がりたい井戸畑は、自由選択飛の5、6本目で山本を約10ポイント上回る演技を見せて、最後の最後で逆転。585.35で優勝を果たした。
山本は584.70と惜敗し2位、坂田は520.25で3位となった。

[水球]最終日
3位決定戦と決勝戦が行われた水球競技の最終日。

3位決定戦は、秀明英光対埼玉栄の対決。第1クオーターで2点をリードした秀明英光だったが、第2クオーターには埼玉栄が猛攻を見せて一挙6得点を挙げて逆転。前半を3対6の埼玉栄リードで終える。

第3クオーターで点差を1つ詰めた秀明英光は、最終第4クオーターで5得点を挙げて埼玉栄を逆転。逆に2点差をつけて、10対8で秀明英光が勝利して3位に。埼玉栄は4位となった。

鹿児島南対鳥羽の対戦となった決勝戦は、得点の奪い合い。第1、2クオーターでそれぞれ3点ずつ挙げて6対6の同点で前半を折り返す。
後半、第3クオーターで鳥羽の得点を1点に抑えつつ3点を加えた鹿児島南は、勢いに乗って第4クオーターに6得点を加える。鳥羽も4得点を挙げるも、追い上げもここまで。15対11で、鹿児島南が8年ぶり2度目の優勝を果たし、鳥羽が2位という結果になった。

写真1:総合優勝を果たした日大豊山と日大藤沢
写真2:今大会5冠でチームの総合優勝に貢献した大内
写真3:田中は男子100m自由形で個人種目唯一の大会記録を樹立して2冠

インターハイのリザルトはこちら(大会公式HP)
http://kirokukensaku.net/0IH19/index.html

競泳競技のリザルトはこちら(セイコーリザルトサービス)
http://swim.seiko.co.jp/index.html

飛込競技のリザルトはこちら(セイコーリザルトサービス)
http://swim.seiko.co.jp/diving/index.html