競泳は黒川と酒井が最優秀選手に選出 <第42回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会>
[競泳]最終日
最終日まで熱戦が繰り広げられた競泳競技。
CS区分女子50m自由形では、インターハイでは5冠を飾った大内紗雪(ダンロップSC/日大藤沢高校)が25秒50で大会新記録を樹立して優勝。
最終日に樹立された大会記録は大内のひとつだけだったが、そのほかにも好レースが連発。
13〜14歳区分男子100mバタフライでは、武快飛(SA伊勢崎)と高嶋悠雅(イトマン)が最後まで接戦を繰り広げ、55秒51でフィニッシュした武が、高嶋を100分の7秒差で制して優勝をもぎとった。
CS区分男子100mバタフライは、井上海(セントラルスポーツ)が54秒14でインターハイに続いてこの種目を制した。
15〜16歳区分男子100m背泳ぎでは、2位以下に1秒近くの差を付けて山田海都(SAソシア)が56秒28で優勝。CS区分男子50m自由形では、最後の最後まで勝負が分からない横一線のレースに。100分の1秒差で優勝を飾ったのは、田中大寛(別府翔青)だった。22秒93で2位だったのは猿山翔太(あかやまSS)だった。
これで今年の夏、ジュニア選手たちの全レースが終了。
総合優勝はイトマンが果たし、準優勝は東京SC、3位に枚方SS、4位は豊川高校、5位が三菱養和SS、6位にダンロップSCが入り、7位にスウィン大教、8位がスウィン埼玉という結果となった。
そして最優秀選手に選ばれたのは、イトマン富田林の黒川紫唯と、世界水泳代表の酒井夏海(スウィン美園)だった。
区分別の総合順位、優秀選手、優秀コーチは以下の通り。
・CS区分総合
優勝:イトマン
準優勝:豊川高校
・15〜16歳区分
優勝:枚方SS
準優勝:イトマン
・13〜14歳区分
優勝:三菱養和SS
準優勝:東京SC
・最優秀選手、最優秀コーチ
男子:黒川紫唯(イトマン富田林)
女子:酒井夏海(スウィン美園)
男子コーチ:乾哲也(イトマン富田林)
女子コーチ:渡部信(スウィン美園)
・優秀選手、優秀コーチ
15〜16歳区分
男子:小方颯(イトマン港北)
女子:曽我部菜々(枚方SS)
男子コーチ:谷口信乃(イトマン港北)
女子コーチ:太田伸(枚方SS)
13〜14歳区分
男子:高木陸(KTV豊中)
女子:田積帆乃果(大阪水泳学校)
男子コーチ:森新吾(KTV豊中)
女子コーチ:山本成洋(大阪水泳学校)
[水球]最終日
水球競技最終日は、各区分の3位決定戦、決勝が行われ令和最初のチャンピオンが決まった。
A区分小学生は、予選を圧倒的な強さで勝ち進んだ群馬ジュニア水球に、この大会で力をつけてきたエル・アテイン長浜が挑む形となった。追いすがる長浜を振り切り、群馬が優勝を果たした。
C区分中学女子は、地元京都踏水会が、横浜サクラスイミングスクールを破り、連覇を果たす。E区分高校女子は、石川イーグルスが秀明八千代高等学校を破りって初優勝を遂げた。
B区分中学男子は、昨年夏春連覇を果たした豊中水球クラブをPISCINA静岡が最終ピリオドに怒涛の追い上げでペナルティシュート戦に持ち込み、大逆転で初優勝を飾った。
なお、大会最優秀選手は、PISCINA静岡の中島大成選手(男子)と石川イーグルスの浦映月選手(女子)が選ばれた。
写真1:競泳で最優秀選手に選ばれた黒川と酒井
写真2:競泳の総合優勝はイトマン、準優勝は東京SCとなった
写真3:優秀選手と優秀コーチの面々