2019.09.15

新潟県が1レースで2つの大会新記録を樹立 <第74回国民体育大会 いきいき茨城ゆめ国体2019>

[競泳]2日目
3つの大会記録が更新された初日に続き、2日目も好記録が誕生した。

成年女子100m平泳ぎで、世界選手権で4位入賞を果たした青木玲緒樹(東京都)が1分06秒07の大会新記録で1位を獲得。

続く成年男子の同種目でも、青木と同じく世界選手権4位の小関也朱篤(山形県)が59秒23の好タイムをマーク。こちらも大会記録を更新して1位に輝いた。

少年B男子4×100mメドレーリレーでは、神奈川県が初日のフリーリレーに続いて大会新記録を樹立(3分44分42)して1位を獲得。2位の東京都も従来の大会記録を上回る4分45秒04をマークするハイレベルな戦いだった。

成年男子4×50mリレーは、新潟県の第1泳者である松井浩亮が21秒88の、50m自由形の日本記録に迫る大会新記録で新潟県が好スタート。そのリードを最後まで守り、1分28秒58のこちらも大会記録を更新して1位となった。

[飛込]2日目
飛込競技の2日目は、初日に続いて3種目が行われた。

少年女子3m飛板飛込は、安田舞(鳥取県)が1本目の205Cでトップを奪い、2本目以降は小さなミスはあったものの逆転されることなく292.25で1位となった。

少年男子高飛込は、1本目の5253Bで68.80ポイントを獲得した山本馨(大分県)が安定した演技を見せる。最後の6本目には、207Cで82.50の高得点をマークして試合を締めくくり、412.00で1位に輝いた。

2人の東京五輪内定者が出場した成年男子3m飛板飛込。好スタートを切ったのは坂井丞(神奈川県)。対するベテランの寺内健(兵庫県)は、3本目の5353Bで82.50を叩き出して坂井を逆転し、そのあとも実力が拮抗する二人は大きなミスのない演技を続ける。結果、最後まで坂井を抑えきった寺内が455.80で1位となり、坂井は443.45の2位となった。

[水球]3日目
水球競技の3日目は、少年男子準々決勝、準決勝、女子の準決勝が行われた。

少年男子は、埼玉県と東京都の準決勝1戦目。第1クオーターから埼玉県がリードを奪い、9対7で東京都を下して埼玉県が決勝へ。昨年の覇者である鹿児島県は岐阜県との対戦で第4クオーターで4得点を挙げて9対3で勝利。最終日の決勝は、埼玉県対鹿児島県の対戦が決まった。

少年女子の準決勝の2試合とも接戦を演じる。
石川県対茨城県の準決勝第1試合。第2クオーターで地元茨城県が3点のリードを奪う。第3クオーターで石川県が点差をひとつ詰めて迎えた第4クオーター。2連続ゴールで石川県が同点にするも、茨城県が1点を追加してリードを奪う。すかさず石川県が再度同点にすると、残り1分で石川県の吉里美優が値千金の追加点を挙げてゲームセット。9対8で石川県が逆転で勝利をもぎ取った。

山形県対東京都の準決勝第2試合は、点の奪い合いが繰り返されるシーソーゲーム。第4クオーターが終わっても8対8の同点で決着つかず。ペナルティショット戦にまでもつれ込んだ。ペナルティショット戦でもお互い得点を挙げ続け、最後の5本目で山形県のシュートを止めた東京都が勝利し、最終日に行われる石川県との決勝戦に駒を進めた。

写真1:100m平泳ぎを大会記録で制した青木
写真2:成年男子4×50mリレーで大会記録を更新した新潟県
写真3:世界レベルの争いを見せた成年男子3m飛板飛込は寺内が制した

国体公式HPはこちら
https://www.ibarakikokutai2019.jp

競泳のリザルトはこちら
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