第32回オリンピック競技大会(東京大会)の水球日本代表監督発表記者会見
2020年、待ちに待った東京オリンピック・パラリンピックが開催される今年。4年前、32年ぶりとなるリオデジャネイロオリンピック出場を果たした男子水球に加え、東京オリンピックには女子水球も出場する。
男子は2大会連続、女子は初となる東京オリンピックに挑む男女の水球日本代表。チームを率いる指揮官について、男子は大本洋嗣氏、女子は本宮万記弘氏が監督に就任した。
記者会見で原朗水球委員会委員長は、二人を決定した理由について「大本監督は、前回大会で32年ぶりに出場を決めただけでなく、長く代表監督を務めた実績もあり、選手たちからの信頼もあつい。本宮監督も2018年から代表の指揮を執った実績や、自身のスペインでのプレー実績や代表キャプテンを務めたこともある。そういうものも含めて、女子のレベルアップを図ってもらいたいという期待をしています」と話した。
「監督に決まり、あらためて緊張感が高まっています。代表候補のメンバーは昨年10月から55日間の遠征、45試合を行ってきました。そこで東京オリンピックで戦うためのヒントが見えてきた。細かい所に目を向けて準備をしていきたいと思っています」(大本監督)
「女子はオリンピックに初出場。様々な期待がかかったオリンピックですから、日本の女子水球チームがそこで何ができるか、そしてどう変わっていくか、ターニングポイントになるんじゃないかと思っています。自分たちの足下を見ながら、本番に向けて強化をしていきます」(本宮監督)
同時に、男子22人、女子31人の代表候補選手も発表された。男子は「海外選手に立ち向かい、自らチャンスを切り拓いていける選手」(大本監督)、女子は「スピード、スタミナ、得点力。この3つのコンセプトに合う選手」(本宮監督)を選考のポイントとして、最終的に12人(プラス1人の補欠メンバー)にまでメンバーを絞っていく。