2020.02.07

女子3m飛板飛込は三上が順当に1位で決勝進出・男子高飛込では西田がトップ通過 <2019年度飛込国際大会派遣選手選考会>

[飛込]3日目
2020年4月に開催される、FINAワールドカップへの出場権を懸けた飛込国際大会派遣選手選考会も3日目を迎えた。

この日は女子3m飛板飛込の予選準決勝、男子高飛込の予選と準決勝が行われた。

昨年の韓国・光州世界選手権の3m飛板飛込で5位入賞を果たし、東京五輪内定を決めている三上紗也可(米子DC)。予選からキレのある回転を見せ、298.30のトップで準決勝へ。ある程度の得点を出したかった準決勝だったが、思うように得点が伸びず苦戦を強いられる。特に昨年の夏以降に取り組んでいる難易率3.4の5154Bの完成度が低く40点台しか獲得できず。それでも290.80を獲得して1位で決勝に駒を進めた。

2番手で決勝に進んだのは、3mシンクロナイズドで宮本葉月(近畿大学)とペアを組んで1位を獲得した榎本遼香(栃木DC)。宮本は275.85の3番手で決勝に進んだ。

男子高飛込は、予選から107Bで9点ダイブを披露するなど、昨年の日本選手権を498.50で制した実力を玉井陸斗(JSS宝塚)見せつける。準決勝もそのまま玉井がトップを走るかと思いきや、予選で6位だった西田玲雄(近畿大学)が3本目の207Bで70.20を獲得したことを皮切りに70点ダイブを連発。6本目の6245Dでは82.80を獲得し、トータル426.70ポイントのトップで決勝進出を果たした。

玉井は「細かいミスがあった」と、特に入水で乱れてしまって得点が伸びず。6本目の5255Bで玉井らしいノースプラッシュを見せたものの、西田には届かず。422.05ポイントの2位で決勝に進んだ。その玉井に6.35ポイント差で続くのは、ベテランの萩田拓真(静岡ビル保善)。4番手の金子舜汰(セントラルスポーツ)までが400ポイントを越えており、決勝では1位争いはもちろんのこと、代表権に手が届く2位争いも熾烈になることだろう。

※写真1:後半に高得点を連発してトップで決勝に進んだ西田
※写真2:三上は世界でメダル争いをするために新技に取り組む
※写真3:玉井は準決勝のミスを修正して1位獲得を目指す

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