競泳、水球は早稲田が、飛込は慶応が勝利 <第92回早慶対抗水上競技大会>
[競泳・飛込・水球]
競泳において、2020年度最初の日本水泳連盟主催大会となった、今回の早慶対抗水上競技大会。新型コロナウイルス感染症の感染拡大、及び競技役員、出場選手の感染予防の観点から無観客試合での実施となった。
そんななかでも、選手たちは久しぶりに泳ぐ東京辰巳国際水泳場、そしてレースで泳げることが心からうれしい様子を見せていた。
注目は男子100mと200mの平泳ぎに出場していた佐藤翔馬(慶應大学)と、100mバタフライと200m個人メドレーに出場した牧野紘子(早稲田大学)だった。
佐藤は200mは前半から攻め、「持つのか心配だった」という後半はやや失速したものの、2分08秒38の好タイムをマーク。100mは自己ベストとなる1分00秒01で、2種目とも大会新記録での2冠を達成した。
「100mのタイムを上げないと200mも伸びないと思っていました。59秒台を目標にしていましたが、ベストではありますが、あと少し59秒台に届かなくて残念でした。ラストも疲れてしまったので、その強化をこれから取り組んでいきたい」(佐藤)
牧野も佐藤と同様に2種目とも大会新記録を樹立。昨年の世界水泳選手権の代表権を勝ち取った100mバタフライでは59秒24、200m個人メドレーでは2分13秒20で優勝を飾った。牧野は4×100mメドレーリレー、4×200mリレーにも出場し、いずれも早稲田大学の勝利に貢献した。
本大会には学生だけではなくOB、OG選手も参加。瀬戸大也や中村克、渡辺一平らが、学生たちに刺激を与えるような好泳を見せた。
競泳では全競技で10の大会新記録が樹立された。
総合結果は、男子、女子ともに早稲田大学が勝利した。得点詳細は以下の通り。
・男子 早稲田大学 48点
慶応大学 24点
・女子 早稲田大学38点
慶応大学 7点
競泳競技の前には、水球競技、飛込競技も行われた。
水球競技は第1クォーターから果敢に攻めた早稲田大学が得点を積み重ねていき、13対6で早稲田大学が勝利した。
飛込は早稲田大学の金子舜汰がケガで欠場したこともあり、男子は得点を獲得できず。慶応大学が9ポイント、早稲田大学が3ポイントで、飛込競技は慶応大学が勝利を収めた。
レースのアーカイブ配信はこちらで準備中
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