2021.03.20

3m飛板飛込を伊藤が、高飛込は荒井がそれぞれ1位を獲得 <飛込国際大会派遣選手選考会>

[飛込]1日目
2021年8月、中国の成都で行われる予定のFISUワールドユニバーシティゲームズ。飛込競技における代表選考会が、3月20日(土)に石川県・金沢プールで開幕した。

ワールドユニバーシティゲームズの種目のみ行われ、男女の3m飛板飛込と高飛込の4種目で熾烈な代表争いが繰り広げられた。

初日は男子3m飛板飛込と女子高飛込。
男子3m飛板飛込は予選トップの伊藤洸輝(日本大学/JSS宝塚)と須山晴貴(松江DC)、金子舜汰(セントラルスポーツ/早稲田大学)の3者がしのぎを削った。
1本目、好スタートを切ったのは伊藤。だが2本目には入水が乱れて順位を落とす。変わって3本目に金子がトップに立つも、4本目には伊藤がトップを奪い返す。一方須山はケガの影響もあり、思うような演技ができず。それでも後半にじりじりと追い上げて3位にまで順位を押し上げる。須山はラスト6本目の5337Dでラウンドトップの得点を叩き出すも、伊藤、金子にはあと一歩及ばず。
400.30で1位を獲得したのは、4、5本目に70点台を奪った伊藤。今大会ただひとり400点台をマークした。2位は379.25で金子、須山は375.10で3位となった。

女子高飛込は予選をトップで通過した荒井祭里(JSS宝塚/武庫川女子大学)。だが決勝では出だしの405Bで得意の入水が乱れて5位スタート。対して安田舞(JOC EA)が好スタートを切るが、徐々に得点を落としていってしまう。2本目の107Bで81.00をマークしてトップを奪った荒井だが、3本目にはまたしても入水乱れで順位を落とす。
4本目以降は気持ちを切り替え、自分の演技に集中。ようやく荒井らしさが出始め、結果的に329.75で1位を獲得した。宮本葉月(近畿大学/高知SC)は随所で光る演技を見せたものの、ラスト5本目で大きくオーバーしてしまい得点を落とし、290.90の2位となった。3位は長澤明生(日本体育大学)が263.70で入った。

※写真1:男子3m飛板飛込で1位を勝ち獲った伊藤
※写真2:故障明けとしては上出来、と3位の須山
※写真3:女子高飛込は荒井が実力通りの1位となった

リザルトはこちら(月曜日更新予定)
http://swim.seiko.co.jp/diving/2020/13/jp/index.html