女子は榎本が制し、男子は西田が逆転劇 <飛込国際大会派遣選手選考会>
[飛込]2日目
飛込競技のFISUワールドユニバーシティゲームズ代表を決める、飛込国際大会派遣選手選考会(石川県・金沢プール)の2日目。女子の3m飛板飛込と男子高飛込のそれぞれ予選と決勝が行われた。
女子3m飛板飛込の予選では、5本目の難易率を上げずに臨んだ三上紗也可(米子DC/日本体育大学)が347.25の自己ベストとなる総合得点をマーク。決勝でも三上がそのまま逃げ切るかと思われたが、1本目の405Bで入水が乱れてしまう。その三上に対して好スタートを切ったのは、榎本遼香(栃木DC)。「調子が良かった」と言う通り、大きなミスなく安定して60点半ばをマークし続けて1位をキープ。5本目は少し入水に乱れが出たが、それでも三上の追撃を交わせる余裕を持っていた。結果、榎本が317.10で1位を獲得。三上は最後まで歯車がかみ合わず、302.00の2位となった。3位には264.35で宮本葉月(近畿大学/高知SC)が入った。
男子高飛込は、予選で西田玲雄(近畿大学/大阪水泳学校)が2位以下に100点近くの差をつけてトップ通過。2位通過だった金戸快(セントラルスポーツ/日本大学)は、決勝では1本目の107Bで72.00を獲得し、西田を抑えて1位スタート。その後も70点台を維持して1位をキープしていくも、4本目あたりから徐々に失速。スタートダッシュには失敗した西田だったが、「僕の演技構成は後半に向けて得意な種目を並べている」と、徐々に調子を上げて金戸に迫る。4本目の5255Bでは91.80をマークし、一気に金戸との差を詰めると、6本目には得意な6245Dで79.20を獲得して金戸を逆転。西田が427.90で逆転優勝を果たした。金戸は2位となったが、400点超えの414.30を獲得。金子舜汰(セントラルスポーツ/早稲田大学)が378.50で3位となった。
※写真1:終始安定した演技を見せて1位を獲得した榎本
※写真2:決勝では負けたものの予選の得点で手応えを感じた三上
※写真3:高飛込は西田が逆転で1位をもぎとった
リザルトはこちら(月曜日更新予定)
http://swim.seiko.co.jp/diving/2020/13/jp/02.html