2021.04.09

女子100m自由形4人でリレーの派遣標準記録を突破 <第97回日本選手権水泳競技大会>

©フォート・キシモト

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[競泳]6日目
第97回日本選手権水泳競技大会 競泳競技の6日目。選手たちも疲れが見え始めたが、そのなかでも世界に向けて、夢に向けて全力を出し切るレースが続く。

女子100m自由形決勝はリレーの選考もあり、その争いは熾烈を極めた。横並びで50mをターンすると、スルスルと前に出たのは池江璃花子(ルネサンス/日本大学)。ただひとり54秒を切る、53秒98で優勝を果たした。
2位には、50mをトップで折り返した酒井夏海(スウィン美園/東洋大学)が54秒32で入り、3位に五十嵐千尋(T&G/JSS)が54秒33で入った。4位だった大本里佳(ANAイトマン)の54秒36も女子4×100mリレーの派遣標準記録を突破した。

男子200m背泳ぎはベテラン入江陵介(イトマン東進)が危なげないレースを見せる。安定感のある大きな泳ぎと小気味良いテンポで1分55秒52で派遣標準記録を突破して優勝。2位には世界選手権代表でもある砂間敬太(イトマン東進)が入り、こちらも1分56秒22で派遣標準記録を突破した。

女子200m平泳ぎは渡部香生子(JSS)が落ち着いた泳ぎで前半をトップで折り返す。そこに鈴木聡美(ミキハウス)、青木玲緒樹(ミズノ)、宮坂倖乃(コナミスポーツ/明治大学)が続く。渡部は彼女らの追撃を意に介さず、少しずつ差を広げていく。結果、2分23秒04で派遣標準記録を突破して優勝。100mと合わせて2冠を達成。
2位には青木が2分25秒04で入り、3位には高校2年生の曽我部菜々(枚方SS/近畿大学附属高校)で2分25秒07で入った。

男子200m個人メドレーは萩野公介(ブリヂストン)と瀬戸大也(TEAM DAIYA)の同級生二人が終始接戦を演じた。バタフライが得意な瀬戸がまず先に出て、背泳ぎが得意な萩野が逆転する。平泳ぎで瀬戸が萩野との差を詰めて、最後の自由形勝負に。どちらも最後まで譲らず、ほぼ同時にフィニッシュ。その差は100分の2秒。1分57秒41でこの戦いを制したのは瀬戸。萩野は1分57秒43で2位となったが、二人とも派遣標準記録を突破した。

男子100mバタフライの準決勝では、川本武史(TOYOTA)が51秒00の日本タイ記録でトップ通過。2位の水沼尚輝(新潟医療福祉大学職員)も51秒35と好タイムでマーク。女子200m背泳ぎ準決勝は、100mを制した小西杏奈(ガスワン/サイサン)が2分11秒58でトップ通過を果たした。

リザルトはこちら
http://swim.seiko.co.jp/2021/S70701/index.htm

予選のライブ中継は日本水泳連盟公式YouTubeチャンネルから
https://www.youtube.com/channel/UClLyhI4E7BF3MmPREE9wMEg/featured

決勝はNHKで生中継
https://sports.nhk.or.jp/dream/japan-swimming/index.html