女子高飛込で荒井が銀メダルの快挙<第22回FINAダイビングワールドカップ>
[飛込]5日目
第22回FINAダイビングワールドカップ2021(東京アクアティクスセンター)は5日目。男子3m飛板飛込予選と女子高飛込の準決勝・決勝が行われた。
男子3m飛板飛込。日本からは、残り1枠をかけ須山晴貴(栃木県スポーツ協会)と伊藤洸輝(日本大学/JSS宝塚)が出場。
伊藤は2ランウド終了時点で3位につけ好スタートをきるも、3本目の305Bで助走に失敗し回転も乱れて大きく順位を下げた。そして5本目の307Cでは、再び助走に失敗して演技が出来ずに落水し、0点をだしてしまう。この2種目のミスが大きく響き47位で予選敗退となった。
一方の須山は、3本目の5337Dで77.00を出し、昨秋の半月板の手術の影響を感じさせない演技を披露するも、それ以外の種目では入水が決めきれない演技が多く見られた。19位で迎えた6本目の5154B。逆転での準決勝進出に期待がかかったが、飛び出しが良すぎることでいつも以上の力がでてしまい回転オーバーに。入水をまとめることができず、合計385.15の19位で試合を終え、あと1歩で五輪派遣基準に届かない結果となった。
続いて女子3m飛板飛込の準決勝。予選を5位で通過した荒井祭里(武庫川女子大学/JSS宝塚)が登場。1本目の405Bで72.80の高得点を獲得し、第1ラウンドで首位に立つも、2~4本目の演技でミスが続き10位まで順位を落とす。だが最後の5253Bで再び78.40の高得点を出すと、全体5位で決勝に進出した。
そして30分の間を経て迎えた同種目の決勝。準決勝でミスが出てしまった107B・205B・305Cをきっちりと修正。各演技、準決勝よりも10点近く点数をあげることに成功した。表彰台への期待が徐々に高まり、迎えた最終5本目の5253B。得意種目を最後に持ってきている荒井は、ここできっちりと入水を決め72.00の高得点を獲得。合計342.00で、銀メダルをとる快挙を果たした。
優勝したのはマレーシアのPAMG Pandelela。407Cでは審査員の一人から9.0の高い評価を受けるなど、終始安定した演技を披露。金メダルを獲得した。
大会も残り1日。日本人の出場はかなわなかったが、準決勝・決勝に出場する各国の選手の演技に注目していきたい。
リザルトはこちら
https://www.omegatiming.com/2021/diving-world-cup-live-results
テレビ朝日CSテレ朝チャンネル2で生中継! 放送予定はこちら!
https://www.tv-asahi.co.jp/swimming/
一部、テレビ朝日公式YouTubeチャンネルで放送します。