男子3m飛板飛込はドイツのWOLFRAM Martinが制す <第22回ダイビングワールドカップ>
[飛込]5日目
第22回FINAダイビングワールドカップ2021(東京アクアティクスセンター)は最終日を迎え、最後の種目となる男子3m飛板飛込の準決勝と決勝が行われた。
午前中に行われた準決勝では、イギリスのGOODFELLOW Danielが圧倒的な演技を魅せる 。全選手の中でも高難易度の技を並べたGOODFELLOWは、1ラウンド目の5154Bから81.60の高得点を叩き出し、その後も80ポイント台の高得点を連発。最後の207Cで少し入水が乱れてしまったものの、平均で80ポイント以上を獲得して481.80で1位通過を果たした。
2位で決勝に駒を進めたのは、5ラウンド目の109Cで91.20の準決勝最高得点を出したメキシコのDIEGO LOPEZ Rodrigo。3番手にはドイツのWOLFRAM Martinが続いた。
迎えた決勝では、準決勝1位通過のGOODFELLOWが3ラウンド目まで1位をキープするが、その後の演技が振るず順位を落としていく。2位通過のDIEGO LOPEZも、2ラウンド目以降の演技が振るわず上位争いに加われない。
準決勝上位ふたりの調子が上がらないなか、代わって4ラウンド目から首位に立ったのは、3位通過のWOLFRAMだった。3ラウンド目の307Cで1位と4.60ポイント差に迫る3位につけると、4本目で逆転でトップに立つ。5ラウンド目の109Cでも89.30の高得点を出すと、最後の5154Bもうまくまとめ、2位と6.50差の467.75で金メダルを獲得した。
2位には、イギリスのHEATLY Jamesが461.25で入る。5ラウンド目にWOLFRAMと同じ109Cを飛んで91.20を叩き出し、4ラウンド目に獲得した2位の座を守った。
434.25で3位に入ったのは、フランスのJANDARD Alexis。3ラウンド目の時点では10位だったものの、徐々に順位を上げていき5ラウンド終了時点で4位に。そして、最後の最後で順位をもうひとつ押し上げての銅メダル獲得に喜びを爆発させた。
日本代表選手たちにとっても、海外選手にとっても久しぶりの大舞台となった今回のワールドカップ。出場した選手たちは最大限のパフォーマンスを繰り広げ、大会を大いに盛り上げてくれた。
リザルトはこちらhttps://www.omegatiming.com/2021/diving-world-cup-live-results
一部、テレビ朝日公式YouTubeチャンネルに競技の模様が配信中。