2021.05.11

和田がデュエットとソロのフリールーティンとテクニカルルーティンを制して4冠を達成 <第97回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技>

©フォート・キシモト

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[AS]3日目
5月7日に開幕した第97回日本選手権水泳競技大会 アーティスティックスイミング競技(東和薬品ラクタブドーム)も最終日を迎え、この日はデュエット、ソロのフリールーティンの決勝競技が行われた。

デュエットフリールーティンでは、大会2日目のテクニカルルーティンでも優勝した長野アーティスティックスイミングクラブの和田彩未と小林唄のペアがその実力を見せつける。高さとしなやかな表現力を十分に発揮し、約1.5ポイント差をつける85.4333で優勝を果たした。
2位は井村アーティスティックスイミングクラブの細川朝香と三橋由莉子のペアが83.9000で入り、0.1ポイントもない接戦となった3位争いを81.7000で制したのは廣田樹と熊谷日奈多(井村アーティスティックスイミングクラブ)のペアだった。

ソロのフリールーティンでも強さを見せたのは、和田だった。世界ジュニア選手権の代表としての自覚か、プールを広く使う大きな演技で85.2667を獲得。これでデュエット2種目、ソロ2種目の合計4冠を達成した。
84.0333で2位となったのは井村アーティスティックスイミングクラブの細川。3位には83.0333で東京アーティスティックスイミングクラブの吉田理恵が入り、廣田に負けたテクニカルルーティンのリベンジを果たした。

日本代表チームは、デュエットのフリールーティンに出場。乾友紀子と吉田萌のペアは『進化〜エボリューション』をスピード感溢れる演技で泳ぎ切り、93.6777を獲得。東京五輪前の試合としては最後となった今大会。細かい部分のチェックを終え、あとは東京五輪本番に向けてトレーニングを積み重ねるだけ、という決意の表情を見せていた。

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