武良が7位入賞 瀬戸と萩野、そして水沼が決勝へ 水球男子はギリシャに惜敗 <第32回オリンピック競技大会(2020/東京)>
[競泳]6日目
大橋悠依の2冠に本多灯の銀メダルによって少しずつ流れが変わってきた日本代表チーム。
男子200m平泳ぎの決勝に進出していた武良竜也。初の五輪でプレッシャーのあるなか、しっかりと予選、準決勝と記録を上げて臨んだ決勝。全力を出し切るもタイムを少しだけ落としてしまうが、2分08秒42の堂々の7位入賞を果たす。
男子200m背泳ぎの準決勝に臨んだ入江陵介と砂間敬太のふたり。入江は安定したテンポを刻む泳ぎで1分56秒69と、午前中のレースながら昨日の予選よりも記録を上げて8位で決勝に進出。砂間は1分57秒16と記録を伸ばせず14位という結果となった。
男子200m個人メドレーでは、不調にあえいでいた瀬戸大也が霧を振り払うような気持ちの良い泳ぎで1分56秒86をマークし、3番手で決勝へ。萩野公介もここぞというところでしっかりと全力を出し切り、1分57秒47で6位となり、ふたりで決勝進出を決めた。
午後の予選競技は、女子800m自由形から。難波実夢と小堀倭加のふたりが決勝進出に挑む。小堀はいつも通り、後半を上げてくるネガティブペース。記録を伸ばすことはできなかったものの、大舞台でしっかりと8分30秒を切り、8分28秒90の16位となった。
難波は前半から攻めたいところだったが、思うようにスピードに乗ることができず。それでも最後まで粘った難波は8分32秒04の17位という結果だった。
大接戦が予想される男子100mバタフライには、水沼尚輝と川本武史が登場。水沼は持ち味の後半を生かすレース展開で51秒57の12位で準決勝進出を決める。前半から攻めるタイプの川本は、50mを23秒49で折り返すも後半に失速。51秒93の20位となった。
この東京五輪から採用された、混合4×100mメドレーリレー。メンバーは小西杏奈、佐藤翔馬、松元克央、池江璃花子の4人で挑む。第1泳者を務めた小西は、59秒58の自己ベストで好スタートを切る。佐藤は59秒84で繋ぎ、専門外ながら松元はバタフライで50秒95でバトンを渡す。アンカーの池江はラストまで力強い泳ぎを見せ、53秒78のトータル3分44秒15でフィニッシュ。惜しくも決勝進出はならず、9位という結果となった。
[水球]6日目
男子は3戦目のギリシャとの対戦を迎える。
第1クオーターは両者出方をうかがうような展開。なかなかプレーが点に結びつかず1対1の同点。緊張感が増すなか、先に連続得点を挙げたのはギリシャ。だが日本も吉田拓馬、足立聖弥の連続得点ですかさず同点にすると、荒井陸が勝ち越しゴールを奪う。ギリシャも負けじと食らいつき、第2クオーターを追えても6対6の同点のまま。
第3クオーターには稲場悠介が先に勝ち越すも、ギリシャが連続得点で逆に日本に1点差をつけて最終クオーターへ。突き放すギリシャに、足立、荒木健太、荒井のゴールで食らいつくも、ラスト32秒でギリシャに勝ち越しゴールを奪われて万事休す。10対9で3敗目となった。
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