2021.08.24

競泳で5つの大会記録が更新/飛込は玉井が実力を見せつける/ASは比嘉がソロとデュエットで2冠 <第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会>

[競泳]3日目
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大会3日目からは、13歳以上の選手たちのレースが本格的にスタート。こちらでも早速大会新記録が5個誕生した。

15〜16歳区分女子200m背泳ぎは、水野柚希(スウィン大教/栄東)が100mを折り返してから強さを見せ、2分12秒18の大会新記録で優勝を果たす。
同区分女子200m自由形は、全国中学の400m自由形で30年ぶりの中学新記録を樹立した竹澤琉珂(東京SC)が2分00秒66の大会新記録を更新して優勝した。
同区分女子100m平泳ぎは、髙橋陽向(サギヌマSC鷺沼)が前半から飛び出して31秒86でターン。後半に入って加藤心冨(スウィン鴻巣/春日部共栄)も追い上げるが、髙橋が逃げ切って1分08秒29の大会新記録を樹立して優勝。加藤も従来の大会記録タイ記録の1分08秒69で2位に入った。

男子も複数人が大会記録を更新する泳ぎを見せてくれた。
15〜16歳区分男子200mバタフライでは、高木陸(KTV豊中/大成学院高)と新開誠也(鹿児島情報/Nb)が接戦を演じる。100mをほぼ同時で折り返し、150mで少し高木が前に出る。新開も粘るも高木がリードを守り切って1分58秒22の大会新記録で優勝。新開も1分58秒58で従来の大会記録を上回って2位となった。
同区分男子400m個人メドレーは、山口哩駈(桃山学院)と松下知之(スウィン宇都宮)、上川畑英(イトマン港北)の三つ巴の戦いに。バタフライでは松下と上川畑が前に出る。背泳ぎ、平泳ぎで山口が上がってくると、上川畑が少し下がる。最後の自由形になっても山口と松下が並んだままでフィニッシュ。山口が逆転で4分18秒87で優勝し、100分の1秒差の4分18秒88で松下が2位となった。4分19秒68で3位となった上川畑までが従来の大会記録を更新するハイレベルな泳ぎを見せた。

[飛込]3日目
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2日目は12〜13歳区分女子1m飛板飛込からスタート。1本ごとに順位が入れ替わる手に汗握る展開を制したのは、八木星輝(神奈川DC)だった。八木は制限選択飛の3ラウンド目にトップに立つも、自由選択飛に入って順位を下げてしまう。トップと11.85ポイント差で迎えた最終ラウンド。403Bで8ポイントダイブを披露して56.40を獲得して5位から逆転し、271.50で優勝を飾った。

14〜15歳区分男子高飛込は、玉井陸斗(JSS宝塚)が圧倒的な演技を披露。制限選択飛の3、4ラウンド目には10ポイントを獲得し、さらに最終ラウンドの5255Bでは97.20の圧巻のダイブを見せて会場を沸かせた。合計516.65を獲得し、2位以下に100ポイント以上の差を付けて2冠を達成した。

16〜18歳区分女子3m飛板飛込では、金戸凜(セントラルDT)が完全勝利。1ラウンド目からトップに立ち、全種目でラウンドランキングもトップ。キレイに“1”が並び、329.95で優勝を果たした。

この日は男子、女子ともに3mのシンクロナイズド飛板飛込が行われた。
男子は片岡龍之介(concent)と坂田麗鳳(富山国際大付)のペアが250.44で優勝。女子は245.46で山崎佳蓮と山田瑛奈(高知SC)のペアが優勝を果たした。

[水球]3日目
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1次、2次合わせて予選のすべての試合が全区分で終了。それぞれ決勝トーナメントに進出する8チームが決定した。大会4日目からはさらなる激しい戦いに期待したい。

[アーティスティックスイミング]4日目
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この日は13〜14歳区分のフィギュア競技からスタート。フィギュア競技の結果は、比嘉もえ(アーティスティックスイミング広島)が73.5580を獲得して1位。2位以下は島田綾乃(みえASC)が72.3640、金光碧音(京都踏水会)は71.1224で続く。
この得点を大会3日目のソロ、デュエット、チームの3種目の結果と合算し、その結果ソロは比嘉が150.9580で優勝、2位は148.4640で島田が、3位には井村アーティスティックスイミングクラブの金山万明里が146.1108で入った。
デュエットでは比嘉と新佳乃子のペアであるアーティスティックスイミング広島が146.8206で優勝を飾る。2位は京都踏水会の田部井柚子と金光のペアが145.4609で入り、144.1582でみえASCの島田と坪井麗美伽が3位となった。
チームの結果は、井村アーティスティックスイミングクラブが140.6390で優勝。フリールーティンの得点では4番手だったアーティスティックスイミング広島が、139.1993で2位に入った。3位は京都踏水会で137.2219という結果だった。

15〜18歳区分では、ソロ、デュエット、チームそれぞれテクニカルルーティンとフリールーティンの得点の合計で争われる。この日はテクニカルルーティンが行われ、チームは井村アーティスティックスイミングクラブが80.7452で1位を獲得。2位は79.2943で東京アーティスティックスイミング、3位は長野アーティスティックスイミングクラブで78.0740となった。
デュエットでは、世界ジュニア選手権の代表にも選ばれた和田彩未と和田京羽の長野アーティスティックスイミングクラブが81.2710で1位。ザ、クラブピア・88の藤井萌夏と堀田雪菜が79.6527で続き、3位に井村アーティスティックスイミングクラブの廣田憩と加藤綺良々のペアが79.5344の僅差で入った。
ソロでは和田彩未が83.5391、廣田が79.0873、藤井が78.8534と続き、藤井と僅差で東京アーティスティックスイミングクラブの稲富愛佳が78.6298で4番手につけた。