2021.08.25

飛込の最優秀選手は鈴木と玉井に、ASは和田に最優秀選手賞に輝いた <第44回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会>

[競泳]4日目
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連日新記録が誕生している競泳競技。この日もリレーを含めて6個の大会記録が更新された。

13〜14歳区分女子200m個人メドレーでは、同区分400m個人メドレーの大会記録を更新した成田実生(金町SC)が、こちらでもその力を存分に発揮。2位以下に6秒近くもの差をつける、2分12秒97の大会新記録で2冠を果たした。
15〜16歳区分女子400m自由形は、決勝レースのなかでただひとりの中学生だった竹澤瑠珂(東京SC)が前半からレースをリード。終始トップで泳ぎ切り、全国中学で樹立した中学記録には及ばなかったものの、4分13秒27の大会新記録で優勝した。
同区分男子400m自由形では、前半から攻める高木陸を終盤に逆転した桐山真葵(マリン舎人/立教池袋)が3分53秒24で優勝を飾った。

大会記録はリレー3種目でも樹立された。
13〜14歳区分男子4×100mリレーでは、アンカーの舟橋功が52秒59というラップタイムをマークするなどした枚方SSが3分35秒93の大会新記録を樹立。
CS区分女子4×100mリレーは、第1泳者の吉井萌萌花が56秒00で飛び出して以降、全く他を寄せ付けないレースを展開。3分45秒53で2位以下に5秒近くの差を付ける大会新記録で優勝した。
同区分男子4×100mリレーでは、光永翔音、北川凜生、鎌田純吾に柳本幸之介でつないだ日大豊山が、従来の大会記録を3秒以上縮める、3分22秒17の大会新記録で優勝を飾った。

[飛込]4日目
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飛込競技はこの日が最終日。12〜13歳区分男子1m飛板飛込と14〜15歳区分女子3m飛板飛込、そして16〜18歳区分男子高飛込の3種目が行われた。

12〜13歳区分男子1m飛板飛込では、三重DCの田中優稀が大崩れすることなく、4ラウンドで40ポイントオーバーを獲得して286.40で優勝。最終ラウンドの403Bで52.80の高得点を叩き出した石沢遥人(長岡DC)が266.10を獲得し、5位から逆転で2位に入った。

14〜15歳区分女子3m飛板飛込は、高飛込では逆転負けを喫した坂田丹寧(土浦市立第三中)が着実に得点を積み重ねていき、340.30で優勝を果たす。高飛込を制した嶋﨑菜乃(高知SC)は、322.25の2位となった。

16〜18歳区分男子高飛込では、5位スタートだった二羽倖駕(小松大谷高)が3ラウンド目の207Cで84.15の高得点を叩き出してトップに立つ。最終ラウンドには坂田麗鳳(富山国際大付)が305Cで70.00を獲得するも届かず。二羽が逃げ切って366.35で優勝を飾った。坂田は358.25の2位、坂田慈央(茨城県立取手第二高)が353.35の僅差で3位と続いた。

すべての競技が終了後に発表された男女の最優秀選手、優秀選手は以下の通り。

女子最優秀選手:鈴木佳歩(JSS宝塚)
女子優秀選手:金戸凜(セントラルDT)

男子最優秀選手:玉井陸斗(JSS宝塚)
男子優秀選手:茶木琉聖(大分DC)

詳細はこちらから
http://swim.seiko.co.jp/diving/2021/05/jp/04.html

[水球]4日目
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この日からすべての区分で決勝トーナメントがスタート。準々決勝、準決勝がそれぞれ行われた。
A区分では山口水球クラブ、エス水球クラブ、三重WPスターズ、京都踏水会が勝ち上がり、その後の準決勝で山口水球クラブがエス水球クラブを1点差で下して決勝に進出。京都踏水会も1点差ゲームで三重WPスターズに勝ち、決勝戦は山口水球クラブ対京都踏水会の戦いに。3位決定戦はエス水球クラブ対三重WPスターズとなった。

B区分の準々決勝では、エス水球クラブ、京都踏水会、群馬ジュニア水球、エルアテインスイミングスクール長浜の4チームが勝ち上がった。続く準決勝では、終始エス水球クラブを圧倒した京都踏水会が11対7で決勝へ。群馬ジュニア水球とエルアテインスイミングスクール長浜の戦いは7対7の同点で試合終了。ペナルティシュート戦は3対1でエルアテインスイミングスクール長浜が勝利。決勝戦は京都踏水会対エルアテインスイミングスクール長浜で決定。エス水球クラブ対群馬ジュニア水球の3位決定戦となった。

C区分は富山パレス、帝塚山学院水球クラブ、白山市立松任中、京都踏水会が勝ち上がり、決勝に駒を進めたのは富山パレスと京都踏水会。3位決定戦には帝塚山学院水球クラブ、白山市立松任中が進むこととなった。

E区分は秀明八千代水球クラブに千葉県立幕張総合高、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎、白鵬女子高の4チームが準決勝へ。秀明八千代水球クラブと千葉県立幕張総合高の千葉県対決は、秀明八千代水球クラブが22対3で勝利。白鵬女子高対ブルボンウォーターポロクラブ柏崎戦は、白鵬女子高が13対3でで勝利し、決勝戦に進んだ。

[アーティスティックスイミング]5日目
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アーティスティックスイミングもこの日が最終日を迎え、15〜18歳区分のソロ、デュエット、チームのフリールーティンが行われた。

チームではテクニカルルーティンで80ポイントを獲得した井村アーティスティックスイミングクラブが、フリールーティンでも83.1000でトップの得点を獲得し、合計163.8452で優勝を飾る。2位に入ったのは東京アーティスティックスイミングクラブ。フリールーティンでは井村アーティスティックスイミングクラブと0.1333差というレベルの高い演技を見せ、合計162.2610を獲得した。3位は合計158.6407で長野アーティスティックスイミングクラブが入った。

デュエットは和田彩未と和田京羽ペアの長野アーティスティックスイミングクラブが、テクニカルルーティンに続いてフリールーティンも1位を獲得。合計164.4710で優勝を果たした。フリールーティンの2位はテクニカルルーティン同様にザ、クラブピア・88がの藤井萌夏、堀田雪菜のペア。合計161.1194で2位となった。3位は廣田憩と加藤綺良々の井村アーティスティックスイミングクラブが合計160.7677となった。

今大会最後の種目となったソロは、和田彩未が合計167.9724を獲得。2位以下に7ポイント以上の差を付けるダントツで優勝を飾った。2位は廣田が160.4540で、159.6534で藤井が僅差の勝負に勝ち取って3位に入った。

これでアーティスティックスイミング競技の全競技が終了。最後に発表されたJOC杯は、ソロでダントツの結果を残し、デュエットも制した和田彩未に贈られた。