金戸凜が3m飛板飛込で初優勝 <第97回日本選手権水泳競技大会 飛込競技>
[飛込]1日目
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飛込日本一決定戦、第97回日本選手権水泳競技大会 飛込競技が栃木県・日環アリーナ栃木で開幕を迎え、初日は女子3m飛板飛込の予選と決勝、男子1m飛板飛込、男女の3mシンクロナイズド種目が行われた。
女子3m飛板飛込の予選をトップで通過したのは三上紗也可(日本体育大学)。2番手が榎本遼香(栃木スポーツ協会)、3番手には宮本葉月(近畿大学/高知SC)と東京五輪代表選手たちが続く。
その決勝、好スタートを切ったのは三上。1ラウンド目の405Bで67.50を獲得してトップに立つ。それに榎本、金戸凜(セントラルスポーツ/目黒日大高)と続く。勝負の分水嶺となったのは、4ラウンド。トップを行く三上が205Bでオーバーしてしまい28.50と一気に順位を4位まで下げてしまう。対して、このラウンドも61.50を獲得した宮本と榎本を、安定した入水のキレを見せていた金戸が逆転して1位に踊り出る。最終ラウンドも大きなミスなく演技を追えた金戸が311.70でこの種目初優勝を果たした。4連覇を目指した三上は、最終ラウンドの5154Bで78.20を叩き出すも、4ラウンドの失速が響いて金戸には届かず。293.40の2位となった。3位には宮本が280.30で入り、地元栃木で表彰台に乗りたかった榎本は279.15で4位となった。
男子1m飛板飛込では激しく順位が入れ替わる混線の様相。最終的には、1ラウンド目の203Bで43.70の10位スタートだった荒木宥図(NSP/長岡DC)が、最終ラウンドの405Cで68.20を獲得して逆転。335.20でこの種目4連覇を達成した。スタートから上位に位置していた伊熊扇李(JSS宝塚)だったが、3ラウンド目の205C、5136Dのミスが響いて334.75の2位となった。3位は315.85で中秀太郎(小松DC)が入った。
男子3mシンクロナイズドでは、東京五輪で同種目5位入賞の寺内健・坂井丞(共にミキハウス)のペアが、大きなミスなくベテランらしいいぶし銀の演技を披露。自由選択飛に入った3ラウンド目以降はすべて70ポイントオーバーを獲得し、397.02で優勝。この種目6連覇を果たした。
女子3mシンクロナイズドは2組のみの出場のため公開競技として実施。佐々木音華(米子DC)と大内晴名(佐賀学園)のペアが219.72を獲得。坂田丹寧(土浦三中)と北村夢(筑波大学)のペアが216.96を獲得した。
また、競技の間に東京五輪に出場した選手、監督、コーチの紹介、そして大会の報告会が行われた。