競泳は男子が日本大学、女子は神奈川大学が優勝/飛込では福山平成大学、日本体育大学が総合優勝を果たす <第97回日本学生選手権水泳競技大会>
[競泳]4日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2021/S70401/index.htm
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とうとう最終日を迎えた、第97回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ2021)。最終日まで、選手たちは多くの名勝負を演じてくれた。
男子400m個人メドレーでは、前半から攻めた東京五輪代表の本多灯(日本大学)、200mを制した宮本一平(法政大学)らに対し、ラストの自由形で勝負をかけたのが田渕海斗(明治大学)だった。300mまでリードを保っていた宮本だったが、自由形に入ったところで田渕が逆転。さらに背泳ぎで少し後方に下がっていた本多もラスト50mで猛追。最後は田渕と本多の激戦となり、最後は田渕が逃げ切って4分11秒80の自己ベストで優勝を飾った。本多は4分12秒05で2位、宮本は4分14秒80で3位となった。
男子100m自由形は、スピードを生かして飛び出した川根正大(中央大学)をラスト10mで追い込んで逆転し、49秒18で優勝したのは関海哉(日本大学)であった。川根は49秒29の2位、3位には川根とともに前半から攻めた石崎慶祐(日本大学)が49秒31で入った。
男子200m平泳ぎでは、前半から佐藤翔馬と深沢大和の慶應義塾大学のふたりが抜け出す展開。後半に入ってもそのスピードは衰えず。2分08秒46で優勝したのが佐藤、2分09秒21の2位に深沢が入り、100mと同じようにワンツーフィニッシュを果たした。
今大会を締めくくるのは、最も盛り上がる男女の4×200mのリレーであった。
女子は早稲田大学と日本大学が最後まで接戦を演じたが、日本大学がアンカーの池江璃花子で早稲田大学を引き離し、8分00秒49の大会新記録で優勝を飾った。
男子も抜きつ抜かれつの混戦の様相を呈するも、最後は200m自由形を制した吉田啓祐(日本大学)がアンカーを務めた日本大学が、食い下がる近畿大学を振り切って7分15秒22で優勝を果たした。
全レースが終了し、最後に学校対抗得点結果が発表。
男子総合優勝は491.5点で日本大学が2年ぶりに王座を奪還。女子総合優勝は総合力を生かして、ほぼすべての種目で決勝に選手を送り込んだ神奈川大学が361.0点で2連覇を成し遂げた。
その他得点詳細はこちらから。
http://www.swim-g.net/intercollege/ic2021/doc/results/day4_points.pdf
[飛込]2日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/diving/index.html
新潟県長岡市・ダイエープロビスフェニックスプールで開催されている飛込競技の2日目には、男子高飛込と女子3m飛板飛込が行われた。
女子3m飛板飛込は、東京五輪代表の三上紗也可(日本体育大学)が予選から危なげない演技を披露。さらに決勝では、ラウンドランキングでもトップの得点をマークし続け、まさに完全勝利を達成。341.35ポイントの高得点を叩き出して優勝を果たした。
男子高飛込予選では、3、4ラウンド目で81.60の高得点を叩き出した西田玲雄(近畿大学)が予選トップ。だが、決勝では思うように得点が伸びず。変わって1ラウンド目からトップに立ったのは伊藤洸輝(日本大学)だった。1ラウンド目の407Cで78.40ポイントを獲得してトップに立つと、その後も大きなミスなく、70ポイントから60ポイント台の後半をマークし続ける。2位の西田との差は0.95ポイントという僅差で迎えた最終ラウンド。伊藤が先に5253Bで76.80の高得点をマーク。対する西田は、自身最高難易率の6245Dで勝負するも66.60とあと一歩届かず。伊藤が438.45で優勝、西田は427.30の2位となった。
飛込競技の学校対抗戦の結果は、男子が全種目で得点を積み重ねた福山平成大学が優勝を飾って4連覇。女子も男子と同じく全種目でまんべんなく得点を獲得した日本体育大学が3連覇を成し遂げた。