JOC杯は難波と日本の手に/ OWSの5kmは南出と森山の経験豊富な選手が優勝 <第63回日本選手権(25m)水泳競技大会/第97回日本選手権水泳競技大会OWS競技>
[第63回日本選手権(25m)水泳競技大会 競泳]2日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2021/S70702/index.htm
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第63回日本選手権(25m)水泳競技大会で5つの新記録が誕生した初日に続き、2日目にも新記録が生まれた。
男子50m平泳ぎの決勝では、力強い泳ぎでスピードをグングン上げていった小関也朱篤(自衛隊)が、自身が持つ日本記録を0秒11更新する、25秒91の短水路日本新記録を樹立して優勝した。
女子400m自由形では、難波実夢(MGニッシン/近畿大学)が3分59秒47で優勝。日本記録にあと0秒06にまで迫る好記録をマークしたと同時に、200m、800mに続いて3冠を達成した。そのレースで4位だった竹澤瑠珂(東京SC/武蔵野中学)が、4分04秒93の短水路日本中学新記録を樹立した。
難波のほかにも新記録には届かなかったが、日本記録に迫る好記録を出したレースも多数あった。
女子100m自由形は日本記録に0秒22に迫る52秒84で五十嵐千尋(T&G)が優勝。男子100m背泳ぎでは入江陵介(イトマン東進)で49秒66、男子100mバタフライでは水沼尚輝(新潟医療福祉大学職員)が49秒55と、ふたりとも日本記録にあと100分の1秒というところまで迫る快泳を見せた。
大会を通して最も高いFINAポイントを獲得した選手に贈られるJOC杯は、女子は自由形中長距離3種目を制した難波に贈られ、男子には初日の男子100m平泳ぎで55秒77の短水路日本記録を打ち立てた日本雄也(アクアティック/近大クラブ)に贈られた。
[第97回日本選手権水泳競技大会OWS競技 OWS]2日目
リザルト:https://swim.or.jp/fwp/wp-content/uploads/2021/10/第97回日本選手権水泳競技大会OWS競技_リザルト.pdf
第97回日本選手権水泳競技大会OWS競技の2日目は男女5kmが行われ、昨日とは打って変わり、強い潮流、風があるなかでのレースとなった。
男子は中盤まで15人程度の集団でレースが展開された。東京五輪代表の南出大伸(木下グループ)がラスト1kmでペースを上げて前に出る。しかし、ゴール前に南出が辿り着くころには10人程度の選手が一気に食らいついてきて、全員がなだれ込むようにフィニッシュ。優勝は、接戦を逃げ切った南出。2位は古畑海生(早稲田大学)、3位は野中大暉(木下グループ)となった。
女子は森山幸美(SWANS)と蝦名愛梨(日本体育大学)が後続を寄せ付けず、レースを牽引。4周目の途中で森山はスパートかけて、蝦名をはじめとするほかの選手たちを一気に引き離してそのままフィニッシュして優勝を果たした。蝦名は2位となったが、森山との差はなんと36秒2もの大差となった。3位には10kmでも4位と大健闘した高校1年生の小島光丘(中京大中京高/東邦SC)が入った。