2021.10.31

Kingfisher74は3連覇を達成、女子は秀明大学水球クラブとNSSU WPCが優勝 <第97回日本選手権水泳競技大会水球競技>

©フォート・キシモト

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[水球]3日目
スタートリスト/リザルト:https://swim.or.jp/tournament/15971/
LIVE配信:https://www.youtube.com/channel/UClLyhI4E7BF3MmPREE9wMEg

第97回日本選手権水泳競技大会 水球競技(千葉県国際水泳競技場)の最終日は、男女ともに決勝戦と3位決定戦が行われた。

最終日は、東京女子体育大学と日体クラブの3位決定戦からスタート。約4分にも及ぶラリーの末、先制点を奪ったのは東京女子体育大学の後藤清花。日体クラブもすぐに得点を返すとさらに連続で得点を挙げていき、日体クラブが前半を3対6の3点リードで折り返す。後半に入ると日体クラブの勢いはさらに加速。結果、7対12で日体クラブが勝利し3位となった。

秀明大学水球クラブ対NSSU WPCの決勝戦は、頂上決戦にふさわしい大接戦。NSSU WPCの壇野朱里が先制点を奪い、河口華子が追加点を挙げるなど攻撃の手を休めない。対する秀明大学水球クラブは、坂上千明が1点を返すもなかなか波に乗れず、序盤はNSSU WPCのペースで試合が進む。
ただ第2クオーターには秀明大学水球クラブの野呂美咲季、岩野夏帆の連続得点で追いつくと、浦映月のゴールで逆転。NSSU WPCも負けじと得点を奪い返し、同点、逆転、追加点と、獲ったら獲り返す展開が続く。そして同点のままラスト10秒、NSSU WPCのシュートが外れ、バーに弾かれたボールが秀明大学水球クラブの稲場の手に。試合終了のブザーとともに放たれたボールは吸い込まれるようにしてNSSU WPCのゴールに入り、ブザービートで勝ち越して秀明大学水球クラブが13対12として試合終了。

その後、計測機器の不具合が分かり、秀明大学水球クラブの最後の1点を無効とし、12対12の同点で秀明大学水球クラブとNSSU WPCの両者が優勝となった。
第97回日本選手権水泳競技大会 水球競技 女子決勝戦の結果について:https://swim.or.jp/fwp/wp-content/uploads/2021/02/20211031水球日本選手権プレスリリース.pdf

男子3位決定戦は、日本体育大学対専修大学という対戦カード。専修大学の浦至児が先制ゴールを奪い、ゲームの主導権を握ろうとするも日本体育大学も負けじと攻撃に転ずる。
日本体育大学が3点のリードを持って後半に突入すると、専修大学も食らいつきますがじりじりとその差が開いていき、最後は11対18の7点までリードを広げて、日本体育大学がインカレを制した力を見せて3位に入った。

今大会を締めくくる男子決勝戦は、Kingfisher74対ブルボンウォーターポロクラブ柏崎。Kingfisher74の足立聖弥がペナルティショットのチャンスをしっかりと決めて先制。ブルボンウォーターポロクラブ柏崎もすぐさま稲場悠介がミドルシュートを決めて同点に戻してさらに追加点を挙げる。だがそこから高田充、荒井陸、足立らがゴールを立て続けに決めて第1クオーターで5対2のKingfisher74が3点のリードを奪う。
第2クオーターからも荒井、足立が得点を積み重ねていき、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎との差を広げていく。対するブルボンウォーターポロクラブ柏崎もエースの稲場悠介がなんとひとりで7得点を挙げる活躍を見せるも届かず。15対8でKingfisher74が3連覇を成し遂げた。