新生マーメイドジャパンを目指し、白熱の戦い!<AS日本代表派遣選手最終選考会>
大会情報及びリザルト:https://swim.or.jp/tournament/23779/
11月21日に静岡県富士水泳場にて、2022年に開催される国際大会へ出場するアーティスティックスイミング日本代表選手の最終選考会が実施された。
10月2、3日に行われた第一次選考会を突破した女子A・B・ジュニア代表候補選手31人と、ミックスデュエットの男子A・ジュニア代表候補選手3人が、代表の座をかけて白熱の戦いを繰り広げた。
今回は、新しく振りつけられたチームテクニカルルーティンが選考課題となった。課題Ⅰは、選手が一人ずつ順番に課題ルーティンを泳ぎ、個々の力量がジャッジにより採点された。
課題Ⅱは、同じルーティンを3人ずつのグループで泳ぎ、泳ぐメンバーを変えて2回行うというもの。日本代表選手としての資質を判定されるとともに体力的にもきついなか、どれだけ最後までパワーを維持することができるか。そして、世界で戦うにふさわしいスケール感・パワー・ダイナミックさを有しているかが得点に影響を与えた。
世界選手権やアジア大会の出場がかかる女子A代表争いは、五輪3大会連続出場のエースの乾友紀子(井村ASC)が、全課題で最高得点を獲得し貫録の1位。2位は吉田萌(ザ、クラブピア・88)、3位は安永真白(井村ASC)と東京五輪代表選手が上位に入った。そのなかで、成長著しい中学2年生の比嘉もえ(AS広島)が7位、高校2年生の藤井萌夏(ザ、クラブピア・88)が9位に入る健闘をみせた。
世界ジュニア選手権を目指す女子ジュニア代表は、上位に入った比嘉・藤井を筆頭に12位までに9クラブに所属するフレッシュな顔ぶれとなった。
男子は昨年度のジュニア代表の佐藤陽太郎(ジョイフルAC)が、ライバルの岩崎尽真(国士舘ASC)に競り勝ち、ミックスデュエット代表に名乗りを上げた。
各代表選手団は、今選考会の最終結果上位者よりAS委員会が推薦し、日本水泳連盟選手選考委員会の承認を経て正式に決定される。