2022.01.24
激戦の末、廣田がQueen of Elementsに輝く(アーティスティックスイミング・ナショナルトライアル2022)
[AS]
13〜15歳ソロ・デュエット大会に引き続き、23日(土)に神奈川県・横浜国際プールにおいてアーティスティックスイミング・ナショナルトライアル2022が行われた。
ナショナルトライアルとはソロ、デュエット、チームのテクニカルルーティンのなかに含まれている規定要素(エレメント)をフィギュア競技のように、ひとつずつ個別に採点して行われる競技だ。
それぞれ5つあるエレメントから、競技開始18~72時間以内に4つが抽選によって決められ、そのエレメントの合計得点で勝敗が決まるという、日本オリジナルの競技形式で行われる。
そして、ソロ規定要素、デュエット規定要素、チーム規定要素のすべてに出場した選手のなかで、3種目の合計得点が最も高かった選手に「Queen of Elements」の称号が与えられる。
競技はチーム規定要素から始まり、和田彩未(長野アーティスティックスイミングクラブ)が優勝した。
続けて行われたデュエット規定要素では、チーム規定要素で僅差の2位となった廣田樹(井村アーティスティックスイミングクラブ)が2位に1ポイント以上の差をつけての優勝となった。
和田と廣田の1勝1敗となり、Queen of Elementsの称号の行方は最終種目結果次第、という状況で迎えたソロ規定要素は、廣田が和田に対して僅か0.15ポイント上回って優勝。総合得点では1.3ポイントの差をつけて、今年は廣田が「Queed of Elements」の座に輝いた。