水沼が100mバタフライで13年ぶりの日本新記録を樹立(国際大会日本代表選手選考会)
[競泳]4日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2021/S70706/index.htm
LIVE配信(予選):https://www.youtube.com/channel/UClLyhI4E7BF3MmPREE9wMEg
好記録、好レースが続いた国際大会日本代表選手選考会も最終日。この日も最後まで目が離せないレースが続いた。
2009年に樹立された日本記録に幾度となく迫り、昨年にはタイ記録も出ていた男子100mバタフライ。この種目で、ついに記録が破られた。
予選、52秒33と7番手で決勝に進んだ水沼尚輝(新潟医療福祉大学職員)は、1レーンから自分のレースに徹し、持ち味のラスト15mの強さを発揮して51秒の壁を破る、50秒86の日本新記録を樹立して1位を獲得。2009年以来となる日本記録に会場から拍手が沸き起こった。
男子200m平泳ぎでは、高校時代からその実力が評価されていた花車優(東洋大学)が、2分07秒99で1位を獲得。前半から攻める佐藤翔馬(東京SC/慶應義塾大学)を捉えて逆転で勝利をもぎとった。2位は8レーンから自分のレースに徹した武良竜也(ミキハウス)が2分08秒11で入り、佐藤は2分08秒26の3位となった。
男子50m自由形では塩浦慎理(イトマン東進)が派遣まであと100分の9秒の21秒91。男子200m背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)1分56秒99と、こちらも0秒33届かなかった。女子100mバタフライは池江璃花子(ルネサンス/日本大学)が1位となるも、57秒89で0秒1差で届かず。女子200m平泳ぎは、今井月(東洋大学/東京ドーム)は派遣標準記録まであと100分の7秒足りない2分24秒40と、派遣標準記録まであと少しのレースが続いた。
だが、選手たちは悔しさをにじませながらも次への目標と課題を口にする。今までよりも1歩前に進めたと笑顔で話す。少しでも前に進もうと気持ちを奮い立たせる姿を見せてくれた。