男子は東京クラブ、女子は千葉県選抜がそれぞれ初優勝を飾る(第8回全日本ジュニア(U17)水球競技選手権大会)
[水球]
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17歳以下のジュニア選手たちがしのぎを削る、柏崎アクアパークで開催されていた第8回全日本ジュニア(U17)水球競技選手権大会(かしわざき潮風カップ)の全日程が終了した。
今大会は新型コロナウイルス感染症対策のため、男女別の日程で開催。16チームが出場した男子が3月18日から20日、12チーム参加の女子は3月20日から22日の日程で行われた。
高い泳力を生かし、素早い切り返しからカウンター攻撃が主流で得点の奪い合いとなる男子は非常に接戦が多い。今大会でも多くの接戦が繰り広げられていた。そんななか、1、2回戦では20点オーバーの得点力を見せつけ、初出場の静岡県選抜との戦いとなった準決勝では2点差で制した東京クラブが決勝へ。
その東京クラブと対戦したのは、優勝経験を持つ鹿児島南高等学校。鹿児島南高等学校は初戦こそ1点差ゲームだったものの、2回戦、準決勝は危なげないゲーム運びで勝利して決勝に進んだ。
決勝戦は東京クラブが先行し、鹿児島南高等学校が追いかける展開。第3クオーターで点差を3に広げた東京クラブが最終クオーターも逃げ切り、10対8で東京クラブが初優勝を飾った。
3位決定戦は静岡県選抜と三重県選抜の戦いに。こちらは同点で迎えた最終クオーターで、静岡県選抜が三重県選抜を1得点に抑えつつ3得点を奪い、12対10で勝利して3位となった。
女子の1、2回戦は総合力の違いから点差の開くゲームが多かったが、準決勝、決勝では接戦が繰り広げられた。その決勝戦は、高い泳力、ボディコントロール、シュート力を生かし、特に試合の後半得点を重ねる形で勝ち上がってきた千葉県選抜と、シュート力のある選手を中心に、全員で泳ぎ抜くスタイルで勝ち上がった山口水球クラブの戦いとなる。
序盤から激しくゴールネットを揺らす得点の奪い合いとなった決勝戦。千葉県選抜は、後半に入っても高い泳力を生かして勢いが衰えるどころか、さらに加速するかのように得点を奪っていく。何とか食らいつきたい山口水球クラブだったが及ばず。結果、23対15で千葉県選抜がこの大会初優勝を果たした。
3位決定戦は神奈川選抜とブルボンウォーターポロクラブ柏崎との対戦。序盤からブルボンウォーターポロクラブ柏崎ゴールに襲いかかる神奈川選抜の勢いは留まることなくクオーターごとに得点を積み重ねていく。最終的には21対10でブルボンウォーターポロクラブ柏崎を制し、神奈川選抜が3位となった。