乾がソロで世界選手権初の金メダル獲得(第19回FINA世界選手権)
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[AS]2日目
ソロテクニカルルーティンの予選でトップ通過を果たしていた乾友紀子(JAPAN)。決勝の演技順は7番目。「すべてを出し切りたい」と臨んだ決勝で、スタートから勢いのある演技を見せる。強弱のあるテクニカルルーティンで観客を引きつけ、高さのある脚技も披露。終始力強い泳ぎで演じきり、予選よりも1ポイント近く得点を上げて92.8662を叩き出して優勝を果たした。ソロで世界選手権初の金メダルに、乾を指導する井村雅代ソロコーチも笑顔を見せた。
「ソロに集中したからこそ、今まで以上にこういう演技をしたい、こういう表現をしたいという思いが強くありました。それに結果を出したいとも思っていました。今は金メダルの重みと特別な思いを感じています」(乾)
AS競技ではそのほかフリーコンビネーションとミックスデュエットテクニカルルーティンの予選がそれぞれ行われた。
フリーコンビネーションでは『お化け屋敷〜Haunted House〜』をテーマに全力で向かい、トップのウクライナに1.1000ポイント差の92.8333の2番手で決勝に進出しています。
ミックスデュエットでは、佐藤友花、佐藤陽太郎の姉弟で挑んだ初の世界選手権に緊張が隠せない。ただ、男子に負けない高さを出せる佐藤友花のテクニックと、姉弟ならではの高い同調性を見せつけて、85.8086を獲得。トップのイタリアのベテラン男子選手のMINISINI Giorgioと新しいペアを組んだRUGGIERO Lucreziaらには届かなかったが、世界に日本のミックスデュエットのレベルの高さと存在感を見せつけた。
[競泳]1日目
2017年に行われたFINA世界選手権と同じDuna Arenaで開幕を迎えた競泳競技。
男子400m個人メドレーの決勝に、本多灯と瀬戸大也(JAPAN)が揃って進出。ふたりとも決勝ではタイムを上げたいと話していたが、前半から泳ぎに精細を欠いてしまう。結果、瀬戸は4分11秒93の6位、本多は4分12秒20の7位と悔しい結果に終わる。
レースは予選トップ通過だった20歳になったばかりのMARCHAND Leon(フランス)の独壇場。高速水着時代のマイケル・フェルプスの記録を350mまで上回る泳ぎで4分04秒28の大会新記録で優勝を飾った。
女子200m個人メドレーの準決勝では、前半のバタフライから積極的に攻めた大本里佳(JAPAN)が2分10秒65の全体7位で決勝に進出。大本と同じ組で泳いだ大橋悠依(JAPAN)は泳ぎがかみ合わなかったか、2分12秒05の全体13位という結果となった。
男子100m平泳ぎ準決勝には、安定感のある武良竜也(JAPAN)が出場。前半は予選よりも遅かったものの、得意な後半に鋭い追い上げを見せて59秒64をマーク。惜しくも決勝を逃す全体10位という結果だったが、得意とする200mに向けては手応えを掴んだ様子であった。