チームテクニカルで銀メダルを、男子200mバタフライで本多灯が銅メダルを獲得(第19回FINA世界選手権)
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[AS]5日目
ソロで金メダル、フリーコンビネーション、ミックスデュエットとこれまでに3つのメダルを獲得しているマーメイドジャパン。この日は予選を中国に次ぐ91.2049の2番手で突破した、チームテクニカルの決勝が行われた。
マーメイドジャパンは決勝でも落ち着いた演技を披露。『吸血鬼〜Vampire〜』をテーマに、吉田萌を中心に、安永真白、佐藤友花、木島萌香、比嘉もえ、栁澤明希、藤井萌夏、吉田理恵の8人が一つひとつのルーティンを丁寧につなげていく。最後まで勢いを切らすことなく泳ぎ切り、92.2261を獲得しての銀メダルに輝いた。
「リフトも成功して、完璧ではなかったものの、予選よりも得点も伸ばすことができて、さらに銀メダルを獲得できたのは素直にうれしいです」(吉田萌)
「予選よりも勢いがあったと思います。最後のエレメンツを外してしまったのは反省点ですが、リフトも良かったですし良かったと思います。この順位は最低限だと思っています。もっと上と良い勝負ができるようになることを考え、取り組んでいきます」(中島貴子ヘッドコーチ)
[競泳]4日目
世界記録も飛び出した3日目。日本代表トビウオジャパンもその波に乗りたいところ。
この日は男子200mバタフライの世界記録保持者の絶対王者MILAK Kristof(ハンガリー)に次ぐ2位で決勝に駒を進めていた本多灯が登場。「チャレンジャーとして、前半から食らいつくくらいの気持ちで挑みたい」と話していた本多。言葉通り前半から攻めて54秒37と準決勝と同じタイムで折り返す。この時点で8位だったが、ここからが本多の真骨頂。150mのターンでは3位まで順位を押し上げると、勝負のラスト50mもその順位を守り切って1分53秒61で銅メダルを獲得。今大会競泳陣に初となるメダルをもたらした。
「メダルを目標にしていたのでうれしいです。ゾーンに入っていたので回りに惑わされることなく、自分のレースができました。去年は運が良くてメダルが獲れましたが、今回は実力で獲れた銅メダルだと思っています」(本多)
入江陵介、青木玲緒樹、水沼尚輝、大本里佳の4人で臨んだミックスメドレーリレーの決勝。トビウオジャパンとしては初となる決勝の舞台で、それぞれがしっかりとその役割を果たし、3分45秒28でフィニッシュ。7位入賞を果たした。
予選3位だった男子200m個人メドレーの瀬戸大也は、きっちり予選から記録を上げて1分56秒74の好タイムをマーク。全体3位で決勝へ駒を進めた。
女子200mバタフライ準決勝では林希菜が2分08秒32と予選よりも記録を上げるも9位。水口知保は2分12秒54で全体の16位という結果となった。
ほか、男子100m自由形予選の松元克央は48秒83の全体23位という結果であった。
海外勢もMILAKが1分50秒34と自身の持つ世界記録を更新するなど、ハイレベルなレースが続いている。
[水球]2日目
昨日からスタートした水球競技。奇数日は女子の試合が行われ、偶数日は男子の試合が組まれるスケジュール。
男子初日となった水球競技2日目は、東京五輪後に大きくメンバーが入れ替わり、指揮官も塩田義法ヘッドコーチとなった新生ポセイドンジャパンが初戦を迎えた。対戦相手はドイツ。2011年の上海大会で初めて決勝トーナメントに出場した際に戦った相手である。
先制点は日本。開始1分半でドイツのペナルティファウルで得たペナルティショットを稲場悠介がきっちり決める。その後は新キャプテンの鈴木透生が追加点を奪う。その後も順調に得点を重ね、第1クオーターで5得点を挙げる。さらに得点を加えていき、第3クオーター終了時点で11対6と大量リードを奪うも、第4クオーターに入るとドイツが意地を見せて猛追し3連続得点で11対9に。稲場が再度ペナルティショットで1点を追加するも、ドイツの勢いは止まらず残り23秒で12対11と1点差にまで詰め寄られる。だが、最後までしっかり攻める気持ちを切らさなかったポセイドンジャパンがこの1点差を守り切り、12対11で初戦を勝利で飾った。