2022.06.23

世界選手権初出場の花車が男子200m平泳ぎで銀メダルを奪取(第19回FINA世界選手権)

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/花車優 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

男子200m平泳ぎ/武良竜也 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/水沼尚輝 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/水沼尚輝 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/水沼尚輝 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/水沼尚輝 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/水沼尚輝 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/松元克央 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/松元克央 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/松元克央 ©フォート・キシモト

男子100mバタフライ/松元克央 ©フォート・キシモト

女子800m自由形/難波実夢 ©フォート・キシモト

女子800m自由形/難波実夢 ©フォート・キシモト

女子800m自由形/難波実夢 ©フォート・キシモト

リザルト:https://www.omegatiming.com/sports-timing-live-results
大会HP:https://fina-budapest2022.com
FINA HP:https://www.fina.org
テレビ朝日:https://www.tv-asahi.co.jp/swimming/

[競泳]6日目
若手の台頭とともに、多くの種目でハイレベルな争いが繰り広げられている世界選手権6日目。この日はトビウオジャパンにニューヒーローが誕生した。

男子200m平泳ぎの決勝。花車優と武良竜也という世界選手権初出場のふたりが決勝に登場。後半の強さを生かしたレースが得意なふたりだが、武良は前半から攻めて2番手で100mをターン。花車は落ち着いて7位で折り返す。150mを折り返して最後の叩き合い。世界記録を持つSTUBBLETY-COOK Zac(オーストラリア)はラスト50mに驚異的な強さを持つだけに、ターン後に一気に抜け出す。それに食らいつきたい花車と武良は粘りの泳ぎを見せ、花車は2分08秒38で銀メダルを獲得。
花車とともにラスト50mで力強い粘りを見せた武良はあと一歩メダルには届かなかったものの、2分08秒86の好タイムで4位入賞を果たした。

「この種目で日本代表になる、ということは、世界と戦うという使命感がありました。そういう意味でもメダルを獲れてホッとしています。良いラップタイムを刻めていたと思いますし、どんな展開になっても自分のやるレースは変わらない、と自分に徹することができました」(花車)

男子100mバタフライの準決勝には、日本記録保持者の水沼尚輝と主将の松元克央が出場。水沼は予選後に掲げた「26秒台の後半」という目標をクリア。50秒81の日本新記録を更新して全体2位で決勝に駒を進めた。水沼に負けじと松元も後半の粘り強さを発揮し、予選から記録を上げて51秒57でフィニッシュ。松元は残念ながら全体13位で準決勝敗退となった。

午前中には、女子800m自由形に難波実夢が出場。前半の400mよりも後半の400mのラップタイムを上げてくるネガティブスプリットで難波らしく自分のレースに徹するも、8分32秒91の全体10位となり目標の決勝進出はならなかった。

ほか、海外勢は女子も若手の勢いが止まらない。100m自由形では18歳のO'CALLAGHAN Mollie(オーストラリア)がSJOSTROM Sarah(スウェーデン)を破って52秒67で優勝した。
ただ、ベテラン勢も負けじと奮起。女子200m平泳ぎでKING Lilly(アメリカ)、男子200m背泳ぎではMURPHY Ryan(アメリカ)が勝利し、存在感を見せつけた。

[水球]4日目
男子の2戦目は、因縁深い東京五輪2位のギリシャとの対戦。
開始1分もしないうちに、日本は髙田充が先制ゴールを奪う。波に乗りたかったが、そこからギリシャに3連続で得点を奪われてしまう。第2クオーターで、もう一度髙田がゴールを奪い、さらに稲場悠介も得点を挙げるがギリシャの勢いは止まらず。第3クオーターに入ると、まるでクロアチアとの初戦でドローに終わった鬱憤を晴らすかのようなギリシャの攻撃の手は休まることなく日本ゴールに襲いかかり、日本はその波を止めることはできなかった。
だが、日本は最後まで日本らしく攻撃の手を緩めなかった。事実、シュート数はギリシャよりも多く、五輪メダリスト相手に臆することなく戦いきった。
結果は7対18でギリシャに敗戦するも、塩田義法ヘッドコーチはFINAの取材に対し「選手たちは最後まで戦った。その熱意をいつも私は誇りに思う。クロアチアも強豪ですがベストを尽くします」と話した。