2022.06.29

3mミックスシンクロナイズドで榎本・須山ペアが9位[飛込]/9〜12位決定戦初戦でオーストラリアに初勝利[水球]/南出が手応えを掴む16位[OWS](第19回FINA世界選手権)

3mミックスシンクロナイズド/須山晴貴・榎本遼香 ©フォート・キシモト

3mミックスシンクロナイズド/須山晴貴・榎本遼香 ©フォート・キシモト

3mミックスシンクロナイズド/須山晴貴・榎本遼香 ©フォート・キシモト

3mミックスシンクロナイズド/須山晴貴・榎本遼香 ©フォート・キシモト

3mミックスシンクロナイズド/須山晴貴・榎本遼香 ©フォート・キシモト

男子10km/南出大伸 ©フォート・キシモト

男子10km/南出大伸 ©フォート・キシモト

男子10km/南出大伸 ©フォート・キシモト

男子10km/南出大伸 ©フォート・キシモト

男子10km/南出大伸 ©フォート・キシモト

女子10km/蝦名愛梨 ©フォート・キシモト

女子10km/蝦名愛梨 ©フォート・キシモト

女子10km/蝦名愛梨 ©フォート・キシモト

女子10km/蝦名愛梨 ©フォート・キシモト

男子10km/野中大暉 ©フォート・キシモト

男子10km/野中大暉 ©フォート・キシモト

男子10km/野中大暉 ©フォート・キシモト

男子10km/野中大暉 ©フォート・キシモト

男子10km/野中大暉 ©フォート・キシモト

女子10km/藤優実 ©フォート・キシモト

女子10km/藤優実 ©フォート・キシモト

女子10km/藤優実 ©フォート・キシモト

女子10km/藤優実 ©フォート・キシモト

リザルト:https://www.omegatiming.com/sports-timing-live-results
大会HP:https://fina-budapest2022.com
FINA HP:https://www.fina.org
飛込LIVE&アーカイブ配信:https://www.tv-asahi.co.jp/douga_mv/sekaisuiei2022/
水球&OWS:https://aquatics.eurovisionsports.tv/main
テレビ朝日:https://www.tv-asahi.co.jp/swimming/

[飛込]3日目

荒井祭里、坂井丞とふたりが6位入賞を果たした勢いに乗りたい飛込3日目は、榎本遼香・須山晴貴のふたりがペアを組んで出場する3mミックスシンクロナイズドの決勝が行われた。
2本の制限選択飛は201Bと401Bを選択。それぞれ45.00、45.60を獲得し、メダル圏内からはたった0.6ポイント差の4位の順調な滑り出し。勝負の自由選択飛に入ると、榎本・須山組は3本目の5152Bでは須山に少し高さが出てしまい59.40に留まるも、4本目の107Bでは高いシンクロナイゼーションで66.96を獲得して順位を4位まで押し上げる。そして迎えた最終演目の305Bではふたりの入水が乱れて49.50ポイント。トータル266.46の9位という結果となった。
「自分たちがやってきたことが出せなかったのが率直に悔しい思いです。ただこの結果を飲み込んで、しっかりと次につなげたいと思います」(榎本)
「メダル獲得に近づけたことを自信につなげたい。初の世界選手権は苦い思い出になりましたが、これから強くなるために努力していきたいと思います」(須山)

[水球]10日目
Crossover Gamesでモンテネグロに1点差で惜敗したポセイドンジャパンは、9-12位決定戦に回った。その初戦はワールドリーグインターコンチネンタルカップで幾度となく対戦しているオーストラリア。
先制点は約2分のラリーの末に足立聖弥が奪う。そこからは返され、また返しの繰り返しで3対3で第2クオーターへ。ここから日本の猛攻がスタート。渡邉太陽、足立、鈴木透生と3連続得点を挙げ、さらに荒木健太、大川慶悟の追加点もありスコアを7対4とする。
第3クオーター開始早々、少し勢いが落ち着いてしまったか長めのラリーが続いたあと、オーストラリアに1点を奪われるも日本は落ち着いていた。荒井陸、伊達清武、髙田充、荒木と得点を積み重ねていき、6点差にまで点差を広げて最終クオーターに突入。6点差であれば安全圏ではあるが、日本は攻撃の手を緩めない。最後まで攻めた日本は15対7でオーストラリアに初勝利を飾り、確実に強くなっていることを証明する試合となった。
過去最高順位の10位を超えられるか、9、10位決定戦はジョージアとの対決が決まった。

[OWS]3日目
5kmで好成績を残したOWSでは、この日10kmのレースが行われた。
女子は蝦名愛梨と藤優実の世界選手権初出場のふたりが登場。5kmで過去最高順位に並ぶ結果を残した蝦名は序盤から先頭集団に食らいつき、何とか上位を伺う位置につけるも、5kmを過ぎてから徐々にペースが上がる集団についていくことができない。しかし、第2パックで自分のペースを崩さず、気持ちも切らさず最後まで粘る蝦名は、2時間05分51秒7(1位とのタイム差3分22秒5)の21位でフィニッシュ。
「先頭についていくことが目標でそれを前半は実感できていたんですが、5km過ぎから離されてしまいました。でも初の世界大会の10kmでここまでやれたことは良かったです。後半、それと給水時にも離されてしまったので、そのあたりを課題に取り組んでいきたいと思います」(蝦名)

藤優実は最初から高いスピードで繰り広げられる争いについていくことができず集団後方でのレースを余儀なくされ、2時間10分32秒2(1位とのタイム差8分03秒0)の40位となった。

男子は東京五輪代表の南出大伸と、世界選手権は今回で3回目となる野中大暉のふたりが上位を狙う。序盤から縦に長い27人の集団を形成。南出も野中も何とかその先頭パック後方で食らいつき、我慢の展開に。2周目以降からその縦長の集団がふたつに分かれ、後方のパックが徐々に離されるところで野中、南出ともに離されてしまう。
レースが進むにつれて集団全体がさらに縦に細長くなり、なかなか前に出にくい状況になっていき、結果としてどんどん前を行く先頭パックとの差は大きくなった。だが、ラストスパートで第2パックの前方にまで追い上げた南出は1時間54分28秒5(1位とのタイム差3分31秒7)の16位でフィニッシュした。
「パックが分かれたところで反応できたんですが、そこで体力を使ってしまいました。先頭が見える位置にはいましたが、もっと前でレースを展開していくことが今後の課題になると思います。世界大会を経験して周りを見る能力はついたと思います。今回の16位は十分に収穫のあったレースになりましたし、明日の25kmはチャンスがある種目。上位を狙っていきます」(南出)

「スタートでの位置取りでうまくいかず、そのまま前に思った以上について行けないレースになってしまい、悔しいというのが素直な感想です」と野中。南出と共に第2パックで粘っていたものの順位を上げきれずに1時間58分42秒5(1位とのタイム差7分45秒7)の29位でレースを終えた。