2022.06.30

板橋・荒井ペアが10mシンクロナイズドで4位入賞[飛込]/25kmで加藤が9位、南出は14位[OWS](第19回FINA世界選手権)

女子10mシンクロナイズド/荒井祭里・板橋美波 ©フォート・キシモト

女子10mシンクロナイズド/荒井祭里・板橋美波 ©フォート・キシモト

女子10mシンクロナイズド/荒井祭里・板橋美波 ©フォート・キシモト

女子10mシンクロナイズド/荒井祭里・板橋美波 ©フォート・キシモト

女子10mシンクロナイズド/荒井祭里・板橋美波 ©フォート・キシモト

女子10mシンクロナイズド/荒井祭里・板橋美波 ©フォート・キシモト

男子1m飛板飛込/玉井陸斗 ©フォート・キシモト

男子1m飛板飛込/玉井陸斗 ©フォート・キシモト

男子1m飛板飛込/玉井陸斗 ©フォート・キシモト

男子1m飛板飛込/玉井陸斗 ©フォート・キシモト

リザルト:https://www.omegatiming.com/sports-timing-live-results
大会HP:https://fina-budapest2022.com
FINA HP:https://www.fina.org
飛込LIVE&アーカイブ配信:https://www.tv-asahi.co.jp/douga_mv/sekaisuiei2022/
水球&OWS:https://aquatics.eurovisionsports.tv/main
テレビ朝日:https://www.tv-asahi.co.jp/swimming/

[飛込]5日目
この日は女子10mシンクロナイズドに荒井祭里・板橋美波のふたり、そして男子1m飛板飛込には玉井陸斗がそれぞれ出場した。

10mシンクロナイズドの予選を3位まであと6.42ポイント差に迫る4位で突破した荒井・板橋ペア。最初の2本の制限選択飛がカギを握ると予選後に話していた通り、この2本の得点を予選から9ポイントも上げ、96.00の3位につける。3本目の405Bでは少しタイミングがずれたものの62.16を獲得。そして5253Bでは74.88の、トップをひた走る中国ペアに次ぐ2番目の高得点を獲得し、2位のマレーシアまで0.36ポイント差にまで詰め寄る。
運命の5本目。「練習では失敗ばかりだった」という107Bで少し入水が乱れるも、こらえて大きなミスにはつながらずに64.80を獲得。日本はトータル297.84とする。この時点で298.68のマレーシアには0.84ポイント届かず2番手につける。残すはドイツ、アメリカ、中国の3チーム。ドイツは5本目で70.08を獲得するが前半の出遅れが響き284.16と日本の次点に。そしてアメリカ。制限選択飛の2本で合計87.00と出遅れていたが、自由選択飛に入って徐々に順位を上げ、最終5本目でドイツ同様70.08を獲得。日本とマレーシアを上回る299.40とした。最後に中国が368.40を獲得して優勝を決め、荒井・板橋ペアは惜しくも0.84ポイント差の4位となった。

「最後まで自分の演技ができたのは自信になります。最後の5本目の107Bは練習で失敗していた種目ですけど、最後はもう『入れる』という強い気持ちで飛びました。僅差で負けて悔しいですけど、これが今の実力なんだと思います」(板橋)

「点数も海外の試合では出ていたほうなので良かったですが、やはりメダルには届かなくて悔しい思いです。でも、この試合は自分の実力を出せたと思いますし、それは自信につながるので、また次に向けて練習を頑張りたいと思います」(荒井)

「決勝に残れなくても良いから思い切って飛ぼう」と男子1m飛板飛込の予選に臨んだ玉井は、自分の予想に反して一つひとつの演技が決まり5位で決勝へ。世界選手権初の決勝の舞台は少し緊張したか、予選よりもどこか動きが硬い。それでも入水を決めてくるのは玉井のすごさでもある。予選よりは得点を緒としてしまったが、それでも苦手だった405Bでは68.00の高得点をマークするなど、トータル326.60で11位となった。

[OWS]4日目
OWSの最終日は、男女の25km。男子は南出大伸が、女子は加藤はなのが出場。
南出は序盤、第1パックで踏ん張りを見せる。常にひと桁順位をキープした状態で10kmまで持ちこたえるも、15kmあたりから徐々にペースが上がる周囲についていくことができない。上位の選手たちは20km前後から一気にペースアップを図っていく。南出もそれについて上位を伺いたかったが入賞には一歩及ばず。それでも1位とのタイム差は7分04秒6の5時間09分26秒1で14位でフィニッシュした。

女子の加藤は一時はトップに出るほどの積極性を見せる。さすがに前半から攻めすぎたか、中盤では少し後退したものの、まだまだトップ争いに加われる位置をキープ。後半、周囲がペースを上げた15kmを過ぎたところで加藤もペースアップして、しっかりと先頭集団に食らいつく。ラスト3つに集団が分かれ、最後のスパート。加藤を含む7、8、9位の3人がなだれ込んでフィニッシュ。加藤は入賞までほんのわずか、8位のROHACS Reka(ハンガリー)との差はたったの2秒3という、5時間26分30秒9(1位とのタイム差2分15秒9)の9位に入る大健闘の泳ぎを見せた。