2022.07.01

9位決定戦でジョージアを下し過去最高順位を獲得[水球]/三上、榎本が揃って女子3m飛板飛込決勝へ[飛込](第19回FINA世界選手権)

©フォート・キシモト

©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/三上紗也可 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/三上紗也可 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/三上紗也可 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/三上紗也可 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/三上紗也可 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/榎本遼香 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/榎本遼香 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/榎本遼香 ©フォート・キシモト

女子3m飛板飛込/榎本遼香 ©フォート・キシモト

©フォート・キシモト

©フォート・キシモト

リザルト:https://www.omegatiming.com/sports-timing-live-results
大会HP:https://fina-budapest2022.com
FINA HP:https://www.fina.org
飛込LIVE&アーカイブ配信:https://www.tv-asahi.co.jp/douga_mv/sekaisuiei2022/
水球&OWS:https://aquatics.eurovisionsports.tv/main
テレビ朝日:https://www.tv-asahi.co.jp/swimming/

[水球]12日目
ポセイドンジャパンにとって、今大会最終戦となるジョージアとの9-10位決定戦。ジョージアとは過去ワールドリーグスーパーファイナルで対戦し、1点差で敗北しているチームである。
正念場はいきなり訪れた。第1クオーターで相手に先制点を奪われながらもすぐさま足立聖弥が同点にするが、そこから3連続得点を奪われ一気に点差を広げられてしまう。日本も大川慶悟、荒井陸のゴールで食らいつくが、第1クオーター終了時点で3対6と3点ビハインドとしてしまう。
何とか流れを変えたい第2クオーター。相手が積極的に前に出て攻めてこないことを想定し、ゴールキーパーを前でさばきシュートを打たせないことに長けている福島丈貴から、自分から前に出てボールを奪うスタイルであり、ゾーンディフェンスが得意な棚村克行に変更して超攻撃態勢を取る。第2クオーター早々に1点追加されてしまうも、ここから日本が怒濤の4連続得点で一気に追いつく。ジョージアも負けじと反撃するが、すぐさま日本は稲場悠介のゴールで同点に。最後は足立が逆転ゴールを決めて、反対に1点リードの10対9で前半終了。
後半第3クオーターは、両チームのゴールキーパーの見せどころ。セーブのし合いで長いラリーとなる。その均衡を破ったのは、大川だった。両者1点ずつ追加し、12対11の接戦のまま第4クオーターへ。
開始30秒でジョージアが同点に追いつくも、その20秒後には稲場が追加点を加えてリードを奪う。ジョージアも再度同点にするが、ここで稲場、渡邉太陽が貴重な連続得点を挙げて2点差に。再度1点差に詰め寄られるが、最後は今大会最年少19歳の荻原大地が貴重な1点を奪い取る。
残り1分23秒でジョージアがゴールを決めて1点差としたところで、本来であれば守りに入るところだが日本は違う。残り1秒までゴールを奪いに行く超攻撃的な意志は崩さない。外れはしたものの、主将の鈴木透生が最後までシュートを放つその勢いにジョージアも圧されたか、この1点差をつめることができない。結果、16対15でジョージアに勝利。世界大会最高順位となる9位を獲得した。
試合ごとに送られる優秀選手賞、Player of the Gameには、10本のシュート打つなど攻撃の中心となり、3得点を上げた稲場に送られた。

「ジョージアは非常に強いチームでしたが、日本独自のパスラインディフェンスとゾーンディフェンスをうまく使い分けたことでうまく対応できました。チームは最後まで勇敢に戦い抜きました。私はこのチームを誇りに思います」(塩田義法ヘッドコーチ)

「日本人は他国より小さいですけど、それをチームワークと戦略で補い、この試合に勝つことができました。日本最高順位である9位を獲得できたことは私たちにとって素晴らしい結果ですし、本当にうれしいです」(棚村)

[飛込]6日目
女子3m飛板飛込の予選と準決勝が行われたこの日は、三上紗也可と榎本遼香のふたりが決勝進出に挑む。
三上は予選を298.65の6位、榎本は273.45の14位で準決勝に進出。その準決勝では、三上が少し硬くなったか、1本目の405Bで55.50の10位と少し低い位置からのスタート。対して榎本は5152Bで58.50とこちらも予選から得点は落としてしまうが7位スタート。その後も榎本は安定した演技で大きなミスなく7位をキープ。最後の205Bで入水が乱れて予選と同じく49.50。合計280.90として総合10位で決勝進出を果たした。
一方出遅れた三上だったが、2本目の107Bで4位に、3本目の305Bでは67.50を獲得して3位にまで浮上する。4本目の205Bでは「予選は回りすぎてオーバーしたので抑えようと思ったら、今度はショートしてしまった」と37.50に。プレッシャーがかかるなかではあったが、5154Bは入水までしっかり決めて71.40を獲得。順位も9位から6位にまで上げ、メダルが狙える位置での決勝進出となった。

「予選の良い感覚を残したまま準決勝で演技ができました。決勝に行けるか不安でしたが、この舞台を楽しんで、自分が飛込が好きだな、と思えるような演技をしたいと思います」(榎本)

「4本目に失敗して5本目は失敗できない、というプレッシャーのなかで決められたのはとても自信になります。決勝は、メダルを目指して全力を出し切りたいと思います」(三上)