三上が女子3m飛板飛込で7位入賞、榎本は健闘の10位獲得[飛込](第19回FINA世界選手権)
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[飛込]7日目
榎本遼香、三上紗也可のふたり揃って決勝進出を果たした女子3m飛板飛込。先の演技順だったのは榎本。まず最初の5152Bで58.50を獲得して順調な滑り出し。その流れに乗れたか、三上も405Bでしっかりと入水を決めて67.50の予選、準決勝を通して最高の得点を獲得。2位につける好スタートを切った。榎本も三上に負けじと2本目の107Bで63.55の高得点をマーク。三上も同じ107Bで70ポイントの大台に乗せ、中国のふたりをも上回るラウンド最高得点の71.30を叩き出す。
これで勢いづいたか、三上が3本目の305B、4本目の205Bと苦手な2種目も共に67.50を獲得し、勝負の5本目へ。三上の5本目は、決勝進出者の中で最高難易率3.4を誇る5154B。「自分ではいつも通りと思っていましたが、どこか力が入っていたのかもしれない」と、踏み切りで足の指が出てしまい、飛び出しで大きなミスとなってしまう。だが、三上はしっかりと捻りきって入水。得点は20.40となってしまったが、これほどまでに中国を苦しめた三上に対し、会場からは拍手と感嘆の声が上がるほどであった。それでも三上の合計得点は294.20として、7位入賞を果たした。
榎本は3本目の405Bで入水が乱れて49.50となってしまうが、続く305B、そして最後の205Bでは安定して50ポイント中盤の得点をマークし、合計281.05の10位となった。
「本当にメダルのチャンスがあった試合でした。今は悔しい気持ちでいっぱいです。準決勝が終わって4本目の修正に取り組んで、納得した状態で決勝を迎えられたので、今日は不安なく挑むことができました。まだ明日もあるので、しっかりと頑張ります」(三上)
「まだまだ課題は残りますが、最後まで笑顔で楽しく飛ぶことができて、ひとつ大きな壁を越えられたかな、と思います。空中は評価されているので、あとは入水のところをもっと練習して磨いていきたいと思います」(榎本)
男子は高飛込の予選と準決勝が行われた。
玉井陸斗と大久保柊のふたりは世界選手権初出場。予選の出場選手が39人という大所帯。1本飛んで次に飛ぶまでには約1時間ほどの時間が空く。その間、大久保は「飛ぶ前に少し走ったり、演技のイメージをしっかりしてから飛んだ」、玉井は「できるだけ動き続けて脚を動かすようにしていた」とふたりとも対策はバッチリ。大久保は381.10の12位で、玉井は455.50の国際大会での最高得点をマークして3位で準決勝へ。
その準決勝では、大久保は109Cでこそオーバーしてしまったものの、ほかは大きなミスなく飛びきり373.75を獲得。予選よりも得点は落としてしまったものの、13位とは0.70ポイント差という僅差の12位で決勝進出を果たした。
玉井は1本目から安定して70ポイント台をマークし続け、5本目の307C、6本目の5255Bでは80ポイント台を叩き出す。合計得点を予選よりもさらに伸ばし、471.95の3位で決勝へ駒を進めた。
「自分の感覚としては予選のほうが良かったんですが、準決勝のほうが良い角度で入水ができたので得点が伸びたのかな、と。まだまだ本領は発揮できていないと思うので、点数はもっと伸ばせると思います。決勝ではメダル獲得を目指します」(玉井)
「上の演技や飛び出しの部分は良かったんですが、入水が全然ハマりませんでした。決勝までにはそこをちゃんと修正して臨みたい。決勝は持てる力をすべて出し切って、最高の演技をしたいと思います」(大久保)