2022.08.22

神奈川工が初の決勝進出へ、地元高知東は惜しくも敗れ3位決定戦へと回る(第90回日本高等学校選手権 水泳競技大会)

[水球]3日目
リザルト:https://kirokukensaku.net/0IH22/discipline_330_20220820.html

第90回日本高等学校選手権水泳競技大会 水球競技(高知県・くろしおアリーナ)も終盤戦。大会3日目は、準々決勝の4試合、そして準決勝の2試合が行われた。

関西(岡山)対神奈川工(神奈川)の対決は、前半から関西が主導権を握る。第3クオーターを追えた時点で、10対8と関西が2点のリードで最終クオーターへ。そのまま逃げ切りたい関西だったが、残り2分を切ったところで神奈川工が同点にすると、勢いそのままにカウンターで逆転。さらに残り7秒でも追加点を挙げた神奈川工が10対12で勝利し、準決勝へ駒を進めた。

那覇商(沖縄)対鳥羽(京都)は、鳥羽が序盤から得点を積み重ねていく。後半に入って那覇商が追い上げるも、それを上回る得点力で鳥羽が点を加えていき、10対16で鳥羽が勝利。これで神奈川工と鳥羽が準決勝で対戦することとなった。

西京(山口)対明大中野(東京)では、第1クオーターに西京が勢いのある得点力を見せて2点のリードを奪う。第2クオーターに入ると明大中野も徐々にリズムに乗り始めて5対5の同点に。第3クオーターには、明大中野が西京の得点を1点に抑えつつ、自分たちは4点を挙げて3点のリードを奪う。そして最終クオーターに西京も3点を挙げるも、明大中野が4点を追加して試合終了。9対13で明大中野が勝利した。

長浜北星(滋賀)と地元の高知東(高知)との対決は、第1クオーターから高知東がリードを奪う。後半、第3クオーターに長浜北星が一挙5得点を挙げるも、高知東も負けじと3点を返しリードを譲らない。最終クオーターにはダメ押しとなる6点を追加した高知東が10対16で勝利し、準決勝進出を果たした。

準決勝の第1試合は神奈川工と鳥羽との対決。初の準決勝進出となった神奈川工だったが、そんな緊張をはね除け、第1クオーターから7得点を挙げる。勢いに乗った神奈川工は、第2クオーターに鳥羽の反撃に合うも、第3、第4クオーターで神奈川工がさらにリードを広げて試合終了。17対9で神奈川工が初の決勝進出を決めた。

準決勝第2試合は明大中野と地元の高知東との対戦。前半は得点を獲っては獲られのシーソーゲーム。第2クオーターを終えた時点では8対7の1点差で明大中野がリード。すると、第3クオーターでは攻めあぐねる高知東を尻目に、明大中野が着実に得点を積み重ねてリードを4点に広げる。最終クオーターに高知東が3得点を挙げて追い上げるも届かず。13対11で明大中野が勝利して決勝へ。高知東はローリー隼が6得点と気を吐くが惜しくも敗れた。