男子4×100mリレーで日本大学が学生記録を樹立するなど、新記録が4誕生(第98回日本学生選手権水泳競技大会)
[競泳]2日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2022/S70401/index.htm
東京辰巳国際水泳場で開催を迎えた第98回日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)。2日目には新記録が4つ誕生した。
男子4×100mリレー決勝は、49秒台を4人揃えた日本大学、早稲田大学の2校が第1泳者から接戦を演じる。日本大学は主将石崎慶祐、早稲田大学は田中大寛の1泳勝負は、50mでは田中がリードするも、日本大学の石崎が49秒35でトップでバトンを渡す。第2、3泳者は日本大学の本多灯が49秒05、1年生の柳本幸之介が49秒12が引き継ぎトップを維持。早稲田大学も須田悠介、今野太介が49秒前半で続き、0秒60差の2位で続く。最後のアンカー勝負。日本大学は眞野秀成、早稲田大学は菅野遼。菅野が前半から攻めて日本大学との差を一気に詰めるが、後半に勝負を仕掛けた眞野が最後はリードを少し広げる形でフィニッシュ。3分16秒69の日本学生記録、大会記録を更新して優勝を果たした。早稲田大学は3分17秒47の2位となった。
女子400m自由形決勝は、前半の200mを難波実夢(近畿大学)、小堀倭加(日本大学)、古八優季(中京大学)の3人が2分04秒台で並んで折り返す。そこからは後半に強い難波がスルスルと抜け出し、最後は2位に入った小堀に2秒以上の差をつける、4分07秒43で優勝。昨年、小堀と同着優勝して樹立した大会記録を0秒53更新した。小堀は4分09秒73、古八は4分11秒10の3位に入った。
男子200mバタフライは、FINA世界選手権で銅メダルを獲得した本多が前半から安定した泳ぎを見せる。ラスト50m、少し詰まりながらも他を寄せ付けない強さで1分54秒06の大会タイ記録で優勝を果たした。
男子200m背泳ぎでは、1年生の西小野皓大(中京大学)が1分57秒74の自己ベストで優勝。女子100m平泳ぎでは、今井月(東洋大学)が1分06秒99の好タイムで3年ぶりに笑顔の優勝を果たした。また、男子100m平泳ぎは間島亮太郎(筑波大学)が予選で出した59秒90を上回ることはできなかったが、1分00秒00で4年生にして最後のインカレで初優勝を飾った。