少年A男子4×200mリレーで東京都が大会新記録を樹立 地元の水沼が100mバタフライを制する[競泳](第77回国民体育大会)
[競泳]1日目
リザルト:http://swim.seiko.co.jp/2022/S70703/index.htm
いちご一会とちぎ国体2022 第77回国民体育大会水泳競技 競泳が17日からスタート。会場は今までアーティスティックスイミング、飛込が行われた、栃木県宇都宮市・日環アリーナ栃木。
まずは3年前の第74回大会で優勝した東京都が優勝トロフィーを返還。そして地元栃木県の水沼尚輝、赤羽沙也加による選手宣誓で大会がスタート。
皮切りとなるレースは、成年女子400m自由形。難波実夢(奈良県)、小堀倭加(神奈川県)、望月絹子(神奈川県)の3人が主導権を握ってレースが展開。100mは小堀がスプリットを奪うも、200mからは難波がトップに立ち、ラスト100mのスパートで小堀、望月を引き離してフィニッシュ。4分10秒53で1位を獲得した。小堀は4分11秒41の2位、望月は4分12秒99の3位となった。
成年男子同種目は、前半飛び出す江原騎士(山梨県)を田渕海斗(神奈川県)と尾﨑健太(千葉県)が追いかける。最後は田渕が抜け出して3分49秒63で1位となる。尾﨑が3分50秒20で2位、前半から攻めた江原は3分50秒29の3位となった。
少年A男子200m背泳ぎの決勝では、竹原秀一(福岡県)が世界ジュニア選手権代表の力を見せつけるように、前半の100mを56秒56で折り返す。後半も独特のリズムを刻みながら周囲との差を広げ、1分58秒60で1位を獲得した。
成年女子200m個人メドレーは、前半から大きなリードを奪った松本信歩(東京都)が2分11秒73と、2位以下に3秒以上の差をつけて1位となった。
成年男子の同種目は、瀬戸大也(埼玉県)が背泳ぎでトップを奪い、平泳ぎ、自由形でじりじりと周囲との差を広げてフィニッシュ。記録も1分56秒27と好タイムをマークしたものの、瀬戸本人はライバルだった萩野公介が持つ大会記録に100分の6秒届かず「(萩野の)記録は更新したかった」と悔しさをあらわにした。
少年B女子100mバタフライでは、高校生たちを抑えて、普段は個人メドレーを主戦場とする中中学3年生の嶋碧(富山県)が59秒86で1位に。
成年男子同種目は、地元栃木県の水沼尚輝が、前半から積極的に攻めた川本武史(愛知県)を最後の最後に逆転。51秒62で1位を獲得し、地元の大声援に答えた。川本は51秒83の2位に入った。
この日を締めくくるリレーでは、少年A女子4×100mリレーは、大阪府が大会記録に迫る3分42秒40で1位を獲得。少年A男子4×200mリレーでは、第4泳者の桐山真葵が引き継ぎながら1分48秒53という好タイムで泳いだ東京都が、10年前の第67回大会に樹立されていた大会記録を破り、7分22秒02の大会新記録で1位となった。