7.5kmで2人の入賞を果たす過去最高の成績を収める(FINA世界ジュニアOWS選手権)
9月16日〜18日に、セーシェル共和国・マエー島FINA世界ジュニアOWS選手権が行なわれ、日本からは8人の選手が出場した。
初日は5kmと7.5kmが行なわれ、5kmに今福和志、伏屋杏彩、7.5kmに辻森魁人、小島光丘が出場。
5kmでは今福がスタートから積極的なレースを展開し、最後まで粘り13位でゴール。伏屋はスタートから最後まで集団の後方で耐えるレースで、後半に盛り返しての14位という結果となった。
7.5kmでは、辻森がメダルまであと1秒の大接戦を繰り広げる。惜しくもメダル獲得はならなかったが5位入賞を果たす。小島は落ち着いたレース運びで徐々に上位との差を詰めていき、ラスト1周で一気に順位を上げて7位入賞を飾った。
昨年、OWSナショナルチームで1年間、FINA世界選手権代表選手らと合同で強化を行った辻森、小島がダブル入賞という過去最高の結果を残すにいたった。
2日目の10kmには、本山空、岩住宏一郎、梶本一花、岩渕立歩の4人が出場。
男子の本山、岩住は何とか先頭集団に食らいつきたかったが、終始第2パックでのレースとなり、岩住が10位、本山は11位という結果となった。
女子は梶本がロングスパートをかける、8位入賞に手が届くところまで追い詰めたが僅かに届かず悔しい9位。岩渕も梶本同様にロングスパートをかけ、集団を振り切ってこちらは18位でゴールした。
最終日のミックスリレーには岩住、辻森、梶本、小島の4人が出場した。
第1泳者の梶本は、男子もいるなかであたり負けしない強さを見せて18チーム中7位の好位置で岩住へつなぐ。岩住はさらに2人抜きの5位で小島へとバトンを渡すと、レース中に何度か順位の変動はあったが最後に巻き返し、小島は順位をキープしたままアンカー辻森へ。
辻森も前を行く選手たちとの差を詰めるものの、日本の追い上げはそこまで。5位のままフィニッシュ。それでも強豪国のハンガリー、ドイツ、イタリア、アメリカに続く大健闘の入賞で今大会を締めくくった。